スペイン代表のFWフェラン・トーレス photo/Getty Images

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スペイン代表がワールドカップ王者として2つ目の星をつけた最初の試合で、強烈なメッセージを発信した。舞台はサッカーの聖地ウェンブリー。2-3でイングランドを破ったスペインは、世界王者にふさわしい強さと、どんな状況でも揺るがないスタイルを改めて示した。『MARCA』が報じている。

スペインは試合の多くの時間帯で主導権を握り、決定機を次々と作り出した。先制した後にイングランドの強烈な反撃を受けながらも耐え抜き、最後には勝利を手にした。ウェンブリーでの勝利は、1981年、2018年に続く同地での3度目となった。

しかも今回の勝利は、これまでの2勝以上に強烈な印象を残した。スペインはどのような舞台でも自ら勝利を求める支配的なチームとしての姿を見せたからだ。強力な攻撃陣を擁するチームは、前半終了間際から後半にかけてイングランドの猛攻にさらされても崩れなかった。

英国のテレビ解説者たちも、ウェンブリーでのスペインのプレイに驚きを隠さなかった。

元イングランド代表のジェイミー・キャラガー氏は、両チームの違いについて「スペインを見ると、一つ気づくことがある。それはパスを出すタイミングだ。彼らにはアイデンティティがある。自分たちの強みを理解し、次のパスがどこへ向かうのかを知っていて、全員がシステムの中で快適にプレイしている」と分析した。

さらに「イングランドにも素晴らしい選手はいる。でも、良い選手がいることが自動的に良いチームになるわけではない。今のイングランドはチームというより個人の集合体に見える。一方、スペインはチームだ」と続けた。

元フランス代表のティエリ・アンリ氏も、スペインの強さを高く評価した。

「サッカーをプレイすることと、サッカーを理解することの違いをスペインが示した。リードを許しても冷静さを失わず、自分たちのアイデンティティを捨てたり、焦って解決策を探したりしなかった。パスを出し、動き続け、自分たちのサッカーを信じた」

イングランドが2-1とリードしていたにもかかわらず、アンリ氏は試合の主導権を握っていたのはスペインだったと指摘する。

「スペインに自由にボールを動かさせると、遅かれ早かれ相手を傷つける方法を見つける。それがバエナとオヤルサバルのゴールで起きた」

そして、スペインが逆境でもスタイルを変えなかったことを特に評価した。

「私がスペインサッカーで最も尊敬しているのは、スコアが変わってもプレイが変わらないことだ。負けていてもスペインとしてプレイし続ける。システムと選手を信じ、最後には勝利した。スペインはスペインであることをやめたから勝ったのではない。最大のプレッシャーの中でもスペインであり続けたから勝ったんだ」

そして、スペインの強さをさらに際立たせているのが、異なる形でも勝利できることだ。

ルイス・デ・ラ・フエンテのチームは、GKウナイ・シモンやDFダニ・カルバハル、DFアイメリク・ラポルテ、MFロドリ、FWラミン・ヤマル、FWニコ・ウィリアムズ、FWアルバロ・モラタらをさまざまなタイミングで欠きながらも、チームのレベルを維持してきた。

もちろん、サッカーである以上、スペインにもいつか敗戦は訪れる。しかし現在のスペインは、相手がイングランドのような強豪であっても、「巨大な存在と対戦している」と感じさせるチームになっている。

そしてウェンブリーで示したように、状況が難しくなったからといって白旗を掲げるつもりもない。世界王者となったスペインは、新たな黄金時代の強さをさらに際立たせている。