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 ◇インターリーグ ホワイトソックス6-1ロッキーズ(2026年9月26日 シカゴ)

 ホワイトソックスの村上宗隆内野手(26)が25日(日本時間26日)、本拠ロッキーズ戦でメジャーでは初対戦した菅野智之投手(36)から2本塁打を放った。「4番・一塁」で出場して34、35号のソロ2本を含む3安打3打点で6-1の快勝に貢献。残り2試合で逆転での地区優勝の可能性をつなぐとともに前日に進出を決めた5年ぶりポストシーズン(PS)へ向けても状態を上げてきた。

 完全復活だ。村上が美しい放物線を描いた。初回はスライダーを捉えて右翼席へ、7回はシンカーを逆らわずに左中間へ。いずれもメジャーで初対戦した菅野を仕留めた。前日に敵地でPS進出を決めて戻ってきた本拠地。観衆3万5778人で今季10度目の完売だったレート・フィールドに熱狂の渦を巻き起こした。

 「菅野さんも(昨年から)アメリカでやってきた。(日本での対戦で)ある程度イメージはできたけど、また違うイメージを持ちながら、打席に立った。全体的に投球術というか、全てにおいて凄かった。凄く楽しい対戦ができた」

 3月のWBCでは侍ジャパンで共闘した先輩を立てても、実際は完勝だった。場内のスタンディングオベーションで迎えられた8回は右腕メヒアから右前適時打。「たくさんのお客さんの前でプレーできることが僕らの幸せ。凄くうれしかった」と表情を崩した。

(下半身が安定/) 8月は出場28試合で46三振を数えるなど打率・147で苦しんだ。直近の8試合は29打数9安打(打率・310)、4本塁打、12打点の急上昇。復調の理由は下半身の安定だという。

 「前回の休み(21日)にトレーニングをちょっと見直して、下半身中心にいろいろ変えたところで自分の中でしっくりくるものがあった。土台がしっかりすることで、シンプルな考え方で打席に立てるのが凄く良いところかな」

 レギュラーシーズン残り2試合で地区首位のガーディアンズとは1ゲーム差。地元局のインタビューでは前日のシャンパンファイトに続いて同じ「ムネ」の愛称で親しまれた川崎宗則氏をまねて「アイム、ジャパニーズ、ツー!」とおどけた。「チームメートも、あの言葉が好きなんで盛り上げるために言っちゃった。本当は僕の言葉じゃない。新しくなんか作りたい」。逆転での地区優勝。そして、PSでも活躍し、新しいフレーズまで生み出せば「ムネ」の知名度と人気はもっと全米に広がる。(杉浦大介通信員)

 【村上に聞く】

 --PS進出決定から一夜明け快勝した。

 「監督が言った通り、止まらずに突き進むだけ…と思っている。地区優勝に向けてやるというのは、みんなの共通認識。明日しっかり勝たないといけない」

 --菅野とはメジャーで初対戦した。

 「必死に食らいついて何とか打てた。たくさん試合をする中でいろんなデータが出ると思う。また対戦する機会があれば、それ(対策)を上回って打てるようにと思う」

 --一時の不振を抜けた。

 「できると信じること。何事も経験だと思う。長く打てない期間から、こうやって打てたことも経験。明日どうなるか分からないけど、続けていくだけ。そういう忍耐力というか、たくさんの経験に慣れて、楽しく過ごしている」