「中央日報が激しい」ここぞとばかり韓国メディアが愛知アジア大会を猛バッシングするワケ 識者は「韓国人はもう日本人を追い越したと見下している」
愛知・名古屋アジア大会の運営ミスに対する韓国メディアの追及が手厳しい、と関係者の間で話題になっている。組織委は「一部誤報がある」と反論し始めたが、はたして韓国国内でこの騒ぎはどのように受け止められているのか。
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豊臣秀吉は「侵略の象徴だ」
「日本メディアの間で最も話題になっているのが『中央日報』ですね。『今日も激しい見出しだったね』という会話が普通になるくらい、バッシング報道をリードしています」(全国紙記者)
中央日報のアジア大会叩きが始まったのは9月14日からだった。コンテナ型宿泊施設の不便さについて、〈「助けてください」…名古屋アジア大会の宿舎で水漏れ、これが本当に選手村なのか〉〈「選手村なのか、難民キャンプなのか」中国が批判した名古屋アジア大会の宿泊施設、その実態は〉と厳しい論調で批判した。

16日には、選手村として使用される大型客船の接岸を記念する式典に、「壬辰倭乱を起こした人物」を起用したことを問題視した。
「『壬辰倭乱』とは、韓国でいう文禄・慶長の役(朝鮮出兵)のこと。組織委は、このイベントに日本の戦国時代を象徴する『名古屋三英傑』の一人として豊臣秀吉に扮した男性を登場させたのですが、韓国人にとっては朝鮮出兵を行った秀吉は侵略者。韓国メディアはこぞって『平和の祭典にふさわしくない人物ではないか』と問題視したのです」(同)
18日には〈名古屋空港当局、大型太極旗を認めず…「こんなことは初めて」〉との見出しで、韓国選手団が名古屋空港に到着した際、韓国国旗を持つことを空港側が規定違反と断ったことを、「理解しがたい」との識者コメントを載せて批判した。
組織委は「一部誤報がある」と反論
開会後も怒涛の勢いだ。
〈[アジア大会]野菜に鶏肉3切れ…「これを食べて競技しろと?」衝撃的な食事〉(19日)という見出しの記事では、タイのテックボール選手が競技会場で出た食事について『量が少なすぎる。野菜のおかずは1つしか選べなかった』と不満を述べていると報じたタイメディアの記事を紹介。
20日には〈[アジア大会]韓国ハンドボール代表、国歌流れず当惑…ホッケーでは北朝鮮の国歌演奏のハプニングも〉と、ホッケーで韓国国歌と北朝鮮国歌を取り違えたようなトラブルが他の競技でも起きているとした。
22日にも〈「帰国の日までバスが来ない」…日本破ったバスケ韓国代表チームまた「バスノーショー」〉と、バスの配車ミスが一向に改善されないと批判。
「組織委は22日に開いた囲み会見で、『特定の国に対して、何らか考えがあるとかいうことはまず一切ない』と弁明。テックボール会場の食事を提供しているのは組織委ではなくテックボール協会であるとして『間違った事実の報道』と批判。ハンドボールで国歌が流れなかったとの批判についても、競技開始前の演出が競技時間の都合で省かれただけのことであり『誤報』と反論しています。ただ、北朝鮮の国歌に間違えたのはあってはならないミス。さすがに韓国人をバカにしているんじゃないかと韓国メディアも感情的になってしまったのでしょう」
最近の韓国人は日本を「同等ないし下」と見ている
ついに24日には韓国のスポーツ紙「スポーツソウル」が、韓国オリンピック委員会のユ・スンミン会長が、アジア大会の運営を「Fランク」と評したと報じるまでに至った。
なぜ韓国メディアはアジア大会に対してここぞとばかり手厳しいのか。
「韓国は長い間、アジアで一番の先進国だった日本の背中を追いかけながら成長してきた。メディアは先進国らしからぬミスが日本で起きていることを喜んでいるところがあるのです」
こう日韓事情に詳しい韓国人ジャーナリストは分析する。ただし「感情的に批判しているのはメディアくらい」だと続ける。
「対日感情が悪化していたのは李明博大統領が竹島に上陸した2012年頃がピークで、最近、韓国人の日本に対する印象はかなり良くなっています。日本は物価が安いと日本旅行も大人気なのです。どちらかというと、韓国人は『日本も落ちたもんだなぁ』と見下しながらこの騒動を見ています。OECDの平均年間賃金が日本より上回ったと伝えられて、最近の韓国人は日本を同等ないし、もう追い越したと下に見ている向きがあります」
大会批判をしているのは韓国だけではない。インド、中国、台湾、カタールなどからも大不評だ。組織委は、言い訳から入るのではなく、もっと真摯に批判を受け止める姿勢が必要なのではないか。
前編【「悪いのは向こうです」と言いたげ…トラブル続出・愛知アジア大会組織委“言い訳タラタラ会見”が不評 韓国メディアへの恨み節に「みっともない」の声】では、アジア大会組織委の「反論会見」を聞いた日本メディアの厳しい反応について詳報している。
デイリー新潮編集部
