【黒沢 健太郎】「NHKとSTARTO社が水面下で駆け引き」藤島ジュリー景子氏の”復権報道”で混迷する「Snow Manの紅白出場」の成否

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ついにジュリー氏の”現場介入”が報じられた

9月17日発売の「週刊文春」が、旧ジャニーズ事務所(現・STARTO ENTERTAINMENT、以下スタート社)の元社長・藤島ジュリー景子氏(60歳)の“復権”について切り込む記事を掲載した。ジュリー氏が水面下でマネジメントに関与しているとする説は、昨年頃から一部関係者の間でささやかれていたものだが、報道により一気に表面化したことで、SNS上でも連日ジュリー氏に関する話題が飛び交っている。

筆者も、主にテレビ局やレコード会社など旧ジャニーズ時代から関係の深いメディア関係者から、ジュリー氏が復活しているとの声が出ていることを本サイトで報じた。しかし、今回の「文春」ではより踏み込んだ“現場介入”、さらにはかつてのような“圧力”を思わせる記述が多数見受けられる。

「なかでも各局のスタート社と仕事するスタッフに注目されているのは、かねてから不穏な空気が流れていたNHKとの距離感についても言及されていた点です。現在NHKとスタート社の関係はかつてないほど険悪になっているとし、各レコード会社に対して、今年の『NHK紅白歌合戦』にエントリーしないよう申し入れたということです。この駆け引きのやり口は、本当にかつてのジャニーズ帝国時代を彷彿とさせるもの」(民放キー局プロデューサー)

白組がジャニーズだらけだったことも……

’23年に勃発した故ジャニー喜多川氏(享年87歳)の性加害騒動により、同年の『NHK紅白歌合戦』は「ジャニーズ枠がゼロ」という事態になった。NHKは同社タレントの出演を一律停止としたが、翌’24年10月の解禁以降は出場枠を取り戻している。

「これまで最も“ジャニーズ枠”について物議を醸したのが’20年です。白組出場者全21枠中、実に3分の1となる7組がジャニーズ勢とあって、『もはやジャニーズ歌合戦だ』と呆れる関係者が続出していました。この出場枠を巡る駆け引きについては、ジュリー氏や母親の故藤島メリー泰子氏(享年93歳)の意向が大きかったとされている。

数年に一度はジャニー氏が推していたメンバーのグループが差し込まれることこそあったものの、基本的にはSMAPのマネジャーだった飯島三智氏とともに、紅白の出場グループ選定に関してメリー・ジュリー両氏以外は“蚊帳の外”に近い状態だったとみられていました」(スポーツ紙デスク)

NHKでは紅白以外にも音楽番組やバラエティ、ドラマでもスタート社のタレントが出演する機会はあるものの、「やはりジュリー氏が一番こだわっているのは間違いなく紅白」(レコード会社関係者)だという。

両者の間には緊張関係が漂う

「一方でNHKサイドも、一部の幹部は『ジャニーズ時代と同じように取り込まれるわけにはいかない』と、特に社会部がスタート社幹部の周辺情報や、ジャニー氏による被害者の調査を継続するなど、水面下での動きを見せてはいます。つまり手を取り合うところはありながらも、常に互いに牽制し合っているというのが正確なところ。完全に尻尾を振って従っている他の局に比べればよほど健全なスタンスと言えるでしょう」(全国紙社会部記者)

こうした背景から、NHKサイドが対応を見誤れば、近い将来に紅白は再び“ジャニーズ歌合戦”ならぬ“スタート歌合戦”へと変貌する可能性を秘めているようだ。

”バーター出演”もありうるのか

「そのカギを握るのは、やはりNHKが最も出演を期待するSnowManの出場可否でしょう。SnowManは’21年から2年連続の紅白出場を果たしているものの、性加害騒動以降の出演は見送られている状況。その彼らを引っ張り出すには、当然スタート社側の思惑、つまり他グループのバーター出演をある程度受け入れることとなるのは明白です。

現在ジュリー氏が力を入れているのは、先にCDデビューを発表した『KEY TO LIT』(キテレツ)、さらには大手レコード会社からのデビューが確実視されているJr.グループの『ACEes』(エイシーズ)、『B&ZAI』(バンザイ)。NHK側が選出基準とする人気や売上などの実績を勘定せずに、新グループが次々と初出場を果たしつつも他のグループの出場が維持されれば、かつての“ジャニーズ枠”と同じ構図が展開されることとなります」(前出・プロデューサー)

ファンの間でもジュリー氏の復権には意見が分かれているところだが、業界内も同じかそれ以上の反応が巻き起こっている。紅白を舞台としたスタート社とNHKとの駆け引きは、年末にかけて一体どんな展開を見せるのだろうか。

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