23日、空軍基地で式典に臨むトランプ大統領(右)と中国の習近平国家主席=AP

写真拡大

 【ワシントン=吉永亜希子、向井ゆう子】中国の習近平(シージンピン)国家主席のワシントン訪問は、米国のトランプ大統領が、空軍基地で自ら出迎える異例の対応でスタートした。

 米国との「対等」にこだわる中国が厚遇を要求し、中国からの経済的利益を期待するトランプ氏が応じた格好だ。

 米紙ワシントン・ポストによると、米大統領が自ら空港で外国首脳を出迎えるのは異例。オバマ大統領(当時)がローマ教皇を出迎えた例があるという。トランプ氏は2025年8月、アラスカの基地でロシアのプーチン大統領を出迎えたことがある。トランプ氏訪中時の出迎えは、韓正(ハンジョン)国家副主席だった。

 一方、水面下では米中が日程を巡り攻防を繰り広げた。複数の米中関係筋によると、ホワイトハウスで盛大な歓迎式典がある「国賓」としての訪問を希望したのは習氏自身だった。

 中国側はワシントン以外の訪問も検討したが、トランプ氏が今年5月の訪中で北京以外には行かなかったことから米側が却下した。習氏が大学で講演する案もあったが、米側はトランプ氏の訪中との対称性を重視し、認めなかったという。