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「news every.」の直川貴博キャスターが、ニュースの気になる情報をお伝えする「なるほどッ!」。22日のテーマは、「消費者惑わす“ダークパターン”規制強化へ」です。

■「ダークパターン」購入額は最大で約3兆2000億円規模と推計

ネット通販などで消費者が気づかないうちに不利な選択へ誘導するべくつくられたウェブデザインのことを「ダークパターン」といいます。消費者庁は、ダークパターンによる消費者への影響が指摘される中、今月、規制強化を求める方針を盛り込んだ中間取りまとめを公表しました。現在、ダークパターン自体を規制する法律はなく、今後、制度化に向けて議論を進める方針です。

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では、どのようなダークパターンがあるのか、例を見ていきます。まずはこのような表示、見かけませんか?

通常価格1万1000円、それが割引され、そこからさらに特別価格で1980円、82%オフ。通常の価格よりも大幅に割り引いているかのように強調していますが、消費者庁はそもそもこの通常価格で販売していたか不透明で、不当参照価格のダークパターンと紹介しています。

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続いて、タイマーがあって「受付終了まで●分」。このタイマーがゼロになっても価格が変わらないこともあるということです。こういうものは消費者をせかしたり、虚偽の可能性があるもので注意が必要と消費者庁は紹介しています。

ダークパターン対策協会によりますと、ダークパターンによる購入額は最大で年間およそ3兆2000億円規模と推計されています。

■“ダークパターンで購入”大人だけでなく子どもも…

では、実際にダークパターンで購入した方の声を紹介します。

購入したのは70代女性です。ゲームアプリで遊んでいる途中に痩身(そうしん)効果があるとうたうサプリの広告があらわれ、この広告から販売サイトに移ったところ、「今回限り」「まもなく終了」という案内が流れた。さらにカウントダウンが始まり、せかされているようになり、慌てて購入。後日、商品が届いたところ、次回発送日の案内があって初めて定期購入だと気がついた。

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ダークパターンに惑わされるのは大人だけではありません。ダークパターン対策協会によりますと、近年、子どもにもスマートフォンが普及していることで、多くの子どもたちも惑わされているといいます。

ダークパターンで購入してしまった小中高生の子どものうち、「保護者に相談・報告しない」「いまだに相談・報告できていない」という割合が「26.3%」にのぼったんです。

理由は「怒られると思った」「なんと説明していいか分からなかった」といった声が多く聞かれたそうなんです。身近な大人が気がつける仕組みや相談しやすい環境づくりが重要です。

■“ダマされて”学ぶ「ダークパターン博物館」

いつダークパターンに遭遇するか分からないいま、“ダマされない”ために“ダマされて”学ぶ「ダークパターン博物館」というものがあります。

こちらはゲーム感覚でダークパターンを学べる内容になっていまして、まずは「どうサイトを閉じるか」。「おめでとうございます」「あなたは10000人目の来館者」「今すぐ受け取る!!」というボタンが出てきます。この画面を閉じたい場合、どこを押すかというと、端っこに小さく、しかも薄く「閉じる」ボタンが表示されているんです。

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これは押させたいボタンだけを巨大・派手にして、押してほしくない「閉じる」「解約」を薄く・小さくして隠す手口。また偽の「×印」で広告を踏ませるわなも出てきているんだそうです。

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もう1つ、この画面が出てきて、「お知らせメールを受け取らない」「企業からの案内を希望しない」「おすすめ通知を停止」「月刊の新聞購読をしない」場合はどこにチェックをつけますか?

答えは「上から2つ目」のみにチェック。

これは不要な有料オプションに最初からチェックされていることや、二重否定や「希望しないなら外さない」などひっかけ文章で誤認を誘う手口。

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こういうものがあった場合は、初期状態でチェック済みの欄はすべて疑う。「ない」「外す」などの言葉が並ぶ文は立ち止まって、落ち着いて確認を。急いでいるときほど狙われます。

■ダークパターンに引っかからないためには…

では、ダークパターンに引っかからないためにどのようにしたらいいのか。ダークパターン対策協会事務局長の石村卓也さんに聞きました。ポイントは4つ。

まずはダークパターンがオンライン上に存在するということを認識し、その手法について知っておくことが重要だといいます。

2つ目、ゆっくり考えて選択する。ダークパターンはせかして購入・契約させ、判断事項などを見落とさせる手法でもあるので、購入前に一呼吸おくなどゆっくり考えて、本当に必要な物なのか判断してほしいとしています。

3つ目、定期購入に移行しないかなど注意。1回限りと思って購入しても実は定期購入だったということもあるので、安さを強調していても定期購入になっていないか、無料期間が過ぎても大丈夫かなど注意してほしいといいます。

最後に、購入前の最終確認画面の画像を残しておく。どういう広告を見て購入したかなども画像として残しておくことで、何かトラブルがあったときに証拠となり、対処できる可能性もあるので、これも大事なことだとおっしゃっていました。

ダークパターンで誘導され、購入してしまった方や不安な場合は、消費者ホットライン「188」へ相談してみてください。