堺正章が28日のビルボード横浜公演でブルー・コメッツの代表曲「ブルー・シャトウ」を初めて歌う
タレントの堺正章(80)が、ミッキー吉野(74)らと結成したバンド「堺正章 to MAGNETS」として出演する28日のビルボード横浜公演で、ブルー・コメッツの代表曲「ブルー・シャトウ」を初めて歌うことが22日、分かった。
11日に腎臓がんで死去したブルー・コメッツのギタリスト・三原綱木さん(享年80)の追悼企画。堺がボーカルを務めたスパイダースとブルー・コメッツは1960年代、グループサウンズ(GS)のライバルだった。「何事もきっちりやるブルー・コメッツと野性味があるスパイダース。僕らは若くて、とがっていたけど、三原さんは相手の良さを認める人。それが本当のミュージシャンですね」と人柄をしのんだ。
三原さんとの思い出を胸に「ブルー・シャトウ」を歌う。「グループ同士の壁を取っ払って我々と話してくれた。彼の人間性が好きだった」。昨年、NHKの音楽番組で会った際には、病気のためか腰痛に悩まされていた三原さんの体を支えて、一緒にステージに上がったという。また、昨年7月に死去した所属事務所「ケイダッシュ」の川村龍夫会長(享年84)はブルー・コメッツのマネジャーだった。川村さんのことも思い「彼への追悼でもある」と語った。
昨年12月、26年ぶりにNHK紅白歌合戦に出場するなど、ここ数年は音楽に注力し、持ち前の伸びやかな歌声は健在だ。「声はよく出ています。18年前にお酒をやめたこともあって、喉をいたわってます」。MAGNETSでは、原点回帰。ジャズ喫茶で、観客が少なくても全力のパフォーマンスを披露したスパイダース加入当時を思い返し、「お客様には、日常の嫌なことを忘れて、音楽に没頭していただきたい」という思いでステージに立っている。
8月6日に80歳の傘寿を迎えたが、気力も体力も良好だ。明るい表情で「音楽をやっていると、心にハリができる。年齢は意識しません。気をつけているのは説教、自慢話、同じ話の繰り返しをしないこと」と充実感を漂わせた。(有野 博幸)
◆堺正章 to MAGNETS
堺が「生涯最後のバンド」としてキーボードのミッキー吉野(ゴダイゴ)、ドラムのシシド・カフカ、ベースのハマ・オカモト(現在は活動休止中)、ギターの澤竜次(黒猫CHELSEA)と結成。堺がリーダーでボーカル。ライブでは洋楽のカバーやスパイダース、ゴダイゴの楽曲も披露している。11月28日には東京・かつしかシンフォニーヒルズで単独ライブを開催する。
