フォルクスワーゲン IDポロ 52kWh(1) 見た目はエンジン版とID系を融合 全長4mで驚くほどの広さ 帰ってきた沢山の物理スイッチ
フォルクスワーゲンのEVの新たな方向性を体現
ルノー 5 E-テックの有力な対抗馬、フォルクスワーゲン IDポロがいよいよリリースされる。お手頃な価格設定で、航続距離はクラス最長水準の最長453kmが主張される。
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先に販売が始まるのは、スポーティなGTIではない、標準のIDポロ。最も安価な116ps版は計画より提供が遅れており、英国では当面2万3555ポンド(約490万円)からとなるそうだが、それでも競争力は高い。

フォルクスワーゲン IDポロ 52kWh スタイル(欧州仕様)
トリムグレードは、ライフとスタイルの2種類。それぞれに、発売を記念した2種類のローンチエディションが用意される。
プラットフォームはMEB+で、フォルクスワーゲン・グループの他モデルと共有するが、サスペンションは独自チューニング。キャビンは従来的なデザインで、親近感を高めている。同ブランドにおける、新たな方向性を体現するEVだといっていい。
エンジン版とIDシリーズのデザインを巧みに融合
IDポロの見た目は、穏やかで見慣れた印象。事前に予想された通り、エンジン版ポロと、フォルクスワーゲンのIDシリーズのデザインを、巧みに融合させたものといえる。
スタイリングに奇抜さはなく、端正な姿の5ドア・ハッチバックだろう。サイズは同クラスでの平均といえ、大きすぎず小さすぎず。全長4053mm、全幅1816mmとなる。18インチか19インチのアルミホイールで、グレードは差別化される。

フォルクスワーゲン IDポロ 52kWh スタイル(欧州仕様)
2026年の最新モデルへ期待するであろう要素は、一式備わる。灯火類はLEDで、前後のVWのロゴはイルミネーションで灯る。メインのライトの間には、ライトバー。リア側のドアハンドルは、リアピラー側へ仕込まれる。
歓迎したい大幅に増やされた物理スイッチ
インテリアで歓迎したいのが、近年のフォルクスワーゲンとしては大幅に増やされた物理スイッチ。エアコンやオーディオの操作に採用されていた、タッチセンサーは姿を消し、実際に押せるボタンの列が帰ってきた。5 E-テックのように。
運転席のドアハンドル部分にも、前後左右4面分のパワーウインドウ・スイッチがある。ただし、リサイクル素材が採用された内装は、クロスのグレーかブラックのみ。頻繁に触れる部分にも、硬いままのプラスティックは多く、省コスト感が漂うことも事実だ。

フォルクスワーゲン IDポロ 52kWh スタイル(欧州仕様)
ダッシュボード上には、10.0インチのメーター用モニターと、13.0インチのセンター・タッチモニター。チャットGPTを利用した、AIアシスタントが実装される。
シンプルな構造のメニューはアイコンが大きく、走行中でもタッチモニターは操作しやすい。運転支援システムの、望まない機能をオフにするのも簡単だ。
全長4mのハッチバックとして驚くほどの広さ
レトロテイストな、グラフィックモードが用意された点は新しい。初代ゴルフを彷彿とさせる、アナログメーターがドライバー正面に表示され、センター側にはカセットデッキ風のユニットが描かれる。洒落の効いた、オシャレな仕掛けではないだろうか。
後席側は、身長180cmの大人が座ってもゆとりを感じる。膝前にも頭上にも余裕があり、全長約4mのハッチバックとしては、驚くほどの広さだといっていい。3名がけで、中央の席は多少狭いとはいえ、フロアがフラットだから我慢度は小さい。

フォルクスワーゲン IDポロ 52kWh スタイル(欧州仕様)
リアの荷室は441Lあり、5 E-テックより115Lも大容量。エンジン版の現行ポロより90L、格上のゴルフと比べても、60L有利にある。さらに開口部も大きく、フロアは間口までフラット。床下にも、充分に使える収納がある。
気になる走りの印象とスペックは、フォルクスワーゲン IDポロ 52kWh(2)にて。

