台風25号接近、神奈川で大雨 横浜で土砂崩れ相次ぐ、土砂災害に厳重警戒を

大型で強い台風25号の接近で、神奈川県内の各地は大雨になっている。横浜市内では土砂崩れが相次ぎ、現場周辺に警戒レベル4の避難指示が発令された。横浜地方気象台は線状降水帯の発生で危険度が急激に高まる恐れもあるとして、土砂災害への厳重な警戒を呼びかけている。
気象台によると、台風は21日昼過ぎから夜遅くにかけて県内に最も接近し、雨もピークになる見通し。横須賀市や箱根町などが避難所を開設し、早めの避難を促している。平塚市は金目川などの流域や土砂災害警戒区域に避難指示を発令した。
横浜市によると、保土ケ谷区や港北区で20日夜以降、擁壁や土砂の崩落が相次ぎ、現場近くの住宅やアパート計20世帯に避難指示が出された。都筑区でも土砂が崩れたとの情報があり、状況を確認している。いずれもけが人はない。
降り始めからの雨量は21日午前5時現在、横浜市中区山手町で142・5ミリ、三浦市は140・5ミリ、海老名市と藤沢市でそれぞれ125ミリなど、各地で100ミリを超えている。これまでの大雨で地盤が緩み、少しの雨量でも土砂災害の危険度が高まる恐れがある。
21日は1時間に50~60ミリの非常に激しい雨の降る所がある。22日午前6時までの24時間に予想される降水量は東部で150ミリ、西部は200ミリ。降水期間が長くなり、総降水量が多くなるほか、線状降水帯が発生すると局地的にさらに雨量が増える危険性がある。
海上では警報級の高波になり、22日未明にかけてうねりを伴ってしけとなる見込み。陸上でも落雷や竜巻などの激しい突風に注意するよう呼びかけている。
気象台によると、台風25号は21日午前5時時点で八丈島の南西約220キロにあり、1時間におよそ20キロの速さで北へ進んでいる。中心気圧は965ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は35メートル、最大瞬間風速は50メートル。暴風域を伴ったまま北上する見通し。
