岸和田徳洲会病院(17日、大阪府岸和田市で)

写真拡大

 大阪府の岸和田徳洲会病院で7月、男性看護師が入院患者に劇薬の鎮静剤「プロポフォール」を医師の指示なしに投与した問題で、同病院は19日、ホームページで、畔柳(くろやなぎ)智司院長名の謝罪文を掲載した。

 謝罪文では、事案を説明した上で、「患者様ならびにご家族の皆様には、多大なるご心配とご迷惑をおかけしたことを、心よりお詫(わ)び申し上げます」「本事案を重く受け止め、医療安全の確保を最優先に、再発防止と信頼回復に努めてまいります」などとしている。

 同病院によると、男性看護師は7月7日未明、集中治療室で、別の入院患者に点滴で投与されていたプロポフォール2~3ミリ・リットルをチューブの栓から注射器で抜き取り、隣のベッドにいた80歳代の男性患者の静脈に1ミリ・リットル投与した。命に別条はなかった。男性看護師は同病院の調査に「暴れる患者を落ち着かせるためだった」と説明したという。

 府岸和田保健所は今月8日、同病院を行政指導した。同病院は14日付で男性看護師を懲戒解雇した。