名古屋から期限付き移籍して3か月。慣れ親しんだ豊田スタジアムで成長を示せるか。岡山で武者修行中のU-21日本代表DF森壮一朗の覚悟【アジア大会】
自国開催とあって、誰もが相当なモチベーションを持っているなかで、森は新たな自分に出会うために覚悟を示している。
今大会は名古屋の本拠地である豊田スタジアムで、準決勝を除く5試合が開催される。森は16日に行なわれた初戦で久々に愛着ある場所へ帰還。立ち上がりからアグレッシブな姿勢を貫いた。4-4-2の右SBに入り、何度も右ウイングのFW古谷柊介(東京国際大)を追い越してオーバーラップを繰り返す。高い位置に進入し、鋭いクロスからチャンスに関与した。また、課題だった守備でも成長の跡を示し、献身的なプレスや球際の強さを披露。カウンターに対するリスク管理も良く、攻守で見違えるようなプレーを見せて勝利に貢献した。
「高校時代からずっとプレーしてきた場所だし、豊田スタジアムでの試合は一番嬉しい。(岡山に期限付き移籍をしたので)ここ数か月やっていなかったですし。久しぶりに帰ってきて初戦の雰囲気もすごく良かったし、より一層応援の声も聞こえた。プレーしていてすごく楽しかったです」
充実の表情を見せた森。振り返れば、今年1月以降は悔しい時期が続いていた。年明け早々にU-23アジアカップに飛び級で選出されると、序盤戦は右SBのレギュラーとして活躍。しかし、準決勝と決勝は出番がなく、優勝した瞬間をベンチで見届けた。「納得いく大会ではなかった」と振り返ったように悔しさを噛み締めてクラブに戻ったが、名古屋でも不完全燃焼。12試合に出場したものの、ほとんどが途中出場。プレータイムを伸ばせず、さらなる成長のために武者修行に赴くことを決断した。

