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内閣改造に伴い、農林水産大臣を退任した山形県2区選出・鈴木憲和(すずき・のりかず)氏から、新たに就任した簗和生・新大臣への引き継ぎが、きょう(18日)行われた。

【画像】会見・引き継ぎの様子、鈴木氏の笑顔

国民的関心事となったコメ問題、「令和の米騒動」など激動の1年を担当した鈴木氏から新体制へのバトンが渡されるなか、去り際に送られた“先輩・同期ならではのアドバイス”・・・それは「笑顔」だった。

■激動の1年、令和の米騒動

去年10月の高市内閣発足と同時に初入閣を果たした鈴木前大臣。きのう(17日)の退任会見では、この1年を「農林水産行政が、ここまで大きく多くの国民の皆様に報道で触れられ、考える機会を提供していただいたことは、歴史上もあまりなかった」などと振り返った。

市場の動揺や政治メッセージの混乱といった局面の中で、鈴木氏は「需要に応じた生産」を基本としつつ、いわゆる食糧法の改正や、放出した政府備蓄米の買い戻しに着手。

一方で、「100万トンの適正水準には全然足りない」と述べ、計画的な備蓄米の買い戻しの継続を強く求め、後任と農水省に注文をつけたともとれる発言をした。

さらに、「一度水田を諦め耕作放棄になってしまえば元に戻らない」と、将来を見据えた農地継承や中山間地域への支援の必要性を強調。日本の食料安全保障に対する強い危機感を持ち、現場第一の姿勢を続けたいとした。

■「同期」だからこそのアドバイス?

そして、きょう(18日)行われた簗新大臣への引き継ぎの場では、「同期」としての厚い信頼関係が垣間見えた。

鈴木氏が「こうして簗大臣に引き継げること、大変心強く感じている。簗大臣らしく、現場第一で頑張ってください」とエールを送ると、簗氏も「鈴木大臣が徹底されてきた現場重視の農政、米の需給と価格の安定に向けた道筋をしっかりと引き継ぐ。その使命をいただいたと思っている」と話した。

そして、冒頭のメディア向けの撮影が終わり、関係者が退室を促した直後。鈴木氏からの先輩として?のアドバイスが飛び出した。

「まあ、あと強いて言えば・・・メディアの皆さんの前ではなるべく笑顔で(笑)」

■今後の農政に注目

世間の厳しい目や連日の報道を受けた、鈴木氏からのアドバイス。

簗新大臣は、「そうですね。意識して笑顔を作りたいと思います。最初はどうしても表情が硬くなっちゃいますんで」と応じた。

退任後は一国会議員として現場を回り、簗大臣の率いる農水省をしっかり支えると約束した鈴木氏。前代未聞の「令和の米騒動」からの流れをどうコントロールし、農業と消費者双方を守る農政ができるのか。

笑顔もいいが、手腕を国民は見ている。