「マンションは管理を買え」という言葉を、最近耳にしたことはありませんか?
マンションの価格が高騰する中で、「将来の資産価値」を左右する最も重要な要素として「管理の質」が注目を集めています。では、具体的にどんなマンションが「管理が良い=資産価値が下がりにくい(上がりやすい)」と評価されるのでしょうか。
今回は、さくら事務所代表取締役社長の山本直彌さんとアシスタントの中山さんが解説する「選ばれるマンションの3つの共通点」についてお届けします!
■共通点1:管理の「仕組み化」ができている
管理が良好なマンションの第一の共通点は、「いつ、誰が、何をやるか」がしっかり仕組み化されていることです。
「毎年〇月にはこれをやる」「第〇回の理事会ではこれを決める」というルールが明確になっていれば、理事のメンバーが入れ替わっても活動に迷いが生まれず、やるべきことの抜け漏れを防ぐことができます。

■共通点2:「イノベーション(新しいこと)」を取り入れる文化がある
「仕組み化(マニュアル化)」と相反するようですが、同時に「新しい価値観や仕組みを柔軟に取り入れる文化」があるかどうかも重要です。
例えば、 ・補助金を活用して修繕工事を前倒しする ・防犯カメラを最新のAIカメラにアップデートする といった、よりマンションを良くするための前向きな議論ができるかどうかです。
特定の人だけで理事会を回すのではなく、老若男女、時には子ども世代の意見も柔軟に取り入れられるマンションは、活気があり、市場(買い手)からも高く評価されやすくなります。

■共通点3:「味方」を作るのが上手い
マンションの運営には、区分所有者(組合員)だけでなく、管理会社、専門家(コンサルタント)、出入りする業者など、さまざまな人が関わっています。管理が良好なマンションは、こうしたすべての人を「味方」につけるのが得意です。
例えば、宅配業者がマンションの扉に台車をぶつけて傷をつけてしまった場合。 単に「弁償しろ」と敵対するのではなく、「どう改善すれば配達しやすくなるか(傷がつきにくくなるか)」をヒアリングし、次の工事の際にスロープなどの形状を改善する。
こうすることで、宅配業者は配達しやすくなり、住民も時間通りに荷物を受け取れるようになり、扉が傷つくリスクも減る、という「全員がハッピーになる全体最適」を実現できるのです。

チャンネル情報

マンション管理専門Youtubeチャンネル「マンション買うなら聞いてくれ」です。 不動産コンサルティング会社「株式会社さくら事務所」が運営しています。 「管理組合って何?」「規約の意味がわからない」「大規模修繕工事のノウハウ」「長期修繕計画の見直し方法」など、本格的な実務知識まで役に立つ情報を出し惜しみなく公開します!