15日の中国本土マーケットは、主要指標の上海総合指数が前営業日比21.05ポイント(0.54%)安の3864.28ポイントと4日続落した。
 国内景気の先行き不安が広がった。国家統計局が寄り付き後に発表した8月の経済指標は強弱まちまちの内容。1~8月の固定資産投資は前年同期比で7.2%減となり、2020年4月以来最大の減少幅を記録した。また、1~8月の不動産開発投資は前年同期比19.9%減と大幅に縮小。さらに8月の小売売上高は前年同月比0.4%増にとどまり、増加率は3カ月ぶりの低水準だった。一方、8月の鉱工業生産額は前年同月比で5.2%増加。増加率は市場予想(4.8%)を上回ったが、中国経済に対する市場の懸念を払拭するには至らなかった。
 外部環境の悪化も逆風。中東情勢の緊迫化で原油相場が高止まりし、米長期金利も上昇している。世界的なAIセクターの調整も重しとなった。(亜州リサーチ編集部)
 業種別では、ホテル・観光株の下げが目立つ。西安曲江文化旅遊(600706/SH)が6.4%安、西蔵旅遊(600749/SH)が4.8%安、黄山旅遊発展(600054/SH)が3.7%安、中青旅控股(600138/SH)が3.4%安で引けた。
 商業・百貨株も安い。百大集団(600865/SH)がストップ安。南京中央商場(600280/SH)が9.8%、杭州解百集団(600814/SH)と蘭州麗尚国潮実業集団(600738/SH)がそろって7.9%ずつ下落。セメント株、紡績株、石油株、建築建材株なども売られた。
 半面、ガラス株は物色される。中国巨石(600176/SH)が3.9%高、北方光電(600184/SH)が7.5%高で取引を終えた。セラミック株、非鉄金属株、電子部品株も買われている。
 外貨建てB株相場は、上海B株指数が1.13ポイント(0.38%)安の294.84ポイント、深センB株指数が5.52ポイント(0.47%)安の1159.92ポイントで終了した。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)