新生韓国代表メンバー30人発表も、元バルサ下部組織出身選手の選外が話題に 新指揮官が選考基準を明かす「攻撃と守備の両方に優れたバランスの取れた選手を望む」
大韓サッカー協会(KFA)は、9月・10月の国際Aマッチ4試合に向けた代表メンバー30人を発表した。メンバーにはソン・フンミン、イ・ガンインら主力選手が順当に選出されている。
韓国は今夏のワールドカップでグループステージ敗退という結果に終わり、それまでチームを率いたホン・ミョンボ監督が辞任。新たにスペイン人指揮官のロベルト・モレノ氏が暫定監督として就任し、11月までの計6試合を指揮する。今回モレノ監督が選出したメンバーには、MLSロサンゼルスFCのソン・フンミンら主力選手をはじめ、JリーグからはFC東京GKキム・スンギュ、鹿島アントラーズDFキム・テヒョン、清水エスパルスFWオ・セフンの3選手が選出。またKリーグから12人が選ばれている。
しかし、メンバー一覧にイ・スンウの名前はなかった。モレノ監督は会見で「選出されなかった選手を1人、1人説明するのはキリがない」と話し、個別の選外理由については明言を避けた。そのうえで『スポーツ朝鮮』は、モレノ監督の会見での発言から、同選手が選外となった理由を推測している。
モレノ監督は1700人以上の韓国人選手のデータベースを分析し、そのデータから韓国サッカーのモデルやプレイスタイル、そして韓国人選手の特徴やプロフィールと照らし合わせて選考したと説明。選考基準については、「代表チームに入るうえで重要なのは、名前ではなくパフォーマンスだ。過去に何をしたかではなく、現在どのようなパフォーマンスを見せているかが重要だ。最も重要なポイントの一つは、バランスの取れた選手を求めていること。攻撃と守備の両方で優れた選手を望んでいる」と語った。
同メディアは、モレノ監督が4-4-2をプランAとして採用する方針を示したことや、攻守両面でバランスの取れた選手を求めているとの発言に着目。イ・スンウの長所は攻撃にあるとし「韓国人選手にはあまり見られないひらめきや、一瞬の突破力、サッカーセンスまで備えている。彼のようなプレイができる選手はKリーグにもほとんどいない」と評価している。一方で、守備面には疑問符が付くとして「攻守の切り替えが速くなる試合では、イ・スンウが90分間にわたって高い強度を維持できないケースも多かった。また、韓国代表ではイ・スンウを中心に据えることはできない。つまり、守備的な役割を軽減することはできないということだ」と指摘。さらに「才能という観点から見ても、イ・ガンインやソン・フンミンほどの選手ではない」とも評していた。
なお、韓国代表は9月24日にエクアドル、同28日にウルグアイと対戦。さらに10月2日にベネズエラ、同6日にウズベキスタンと対戦するなど、計4試合が組まれている。モレノ監督は今秋の試合内容や結果次第では、来年1月のアジアカップまで引き続き指揮を執る可能性も残されている。
