週明け14日前場の香港マーケットは、主要95銘柄で構成されるハンセン指数が前営業日比87.48ポイント(0.35%)高の24893.11ポイント、本土企業株で構成される中国企業指数(旧H株指数)が33.15ポイント(0.40%)高の8279.48ポイントと6日日ぶりに反発した。売買代金は1070億1810万香港ドルとなっている(11日前場は1188億3310万香港ドル)。
 自律反発狙いの買いが優勢となる流れ。前週末のハンセン指数は5日続落し、約2カ月ぶりの安値を付けていた。中国の消費刺激や産業支援など、当局が景気支援のスタンスを強めていることも改めて材料視されている。
 ただ、上値は限定的。中東情勢の緊迫化で原油相場が高止まりしていることや、人工知能(AI)開発を巡る不透明感が浮上したこともマイナス材料だ。米AI開発企業アンソロピックのダリオ・アモデイ最高経営責任者(CEO)は12日、自立型エージェントがインターネット乗っ取りなど暴走する恐れがあるとして、AI業界全体に開発スピードを減速するようSNSに投稿した。指数は安く推移する場面もみられている。(亜州リサーチ編集部)
 ハンセン指数の構成銘柄では、医薬関連の上げが目立つ。バイオ医薬品開発受託会社の薬明生物技術(2269/HK)が4.8%高、創薬支援の無錫薬明康徳新薬開発(2359/HK)が4.6%高、バイオ製薬・中医薬メーカーの中国生物製薬(1177/HK)と中枢神経疾患・がん治療薬主力の翰森製薬集団(3692/HK)がそろって3.5%高で引けた。
 自動車セクターも高い。北京汽車(1958/HK)が8.6%、小米集団(1810/HK)が2.9%、賽力斯集団(9927/HK)が2.8%、蔚来集団(9866/HK)が2.7%ずつ上昇した。
 天然ガス関連も物色される。昆侖能源(135/HK)と新奥能源HD(2688/HK)がそろって2.2%高、華潤燃気HD(1193/HK)が1.5%高、中国燃気HD(384/HK)が1.2%高で前場取引を終えた。
 半面、半導体セクターは安い。上海壁仞科技(6082/HK)が4.9%、兆易創新科技集団(3986/HK)が4.7%、上海天数智芯半導体(9903/HK)が3.3%、華虹宏力半導体(1347/HK)が3.0%ずつ下落した。そのほか、AI技術関連の北京深演智能科技(2723/HK)が11.4%安、北京智譜華章科技(2513/HK)が7.3%安、ミニマックス・グループ(MiniMax:100/HK)が5.6%安と値を下げている。AIスタートアップの北京智譜華章科技については、今年2回目となる資金調達も嫌気された。同社は13日、第三者割当増資と転換社債型新株予約権付社債(CB)を発行し、合計393億3100万香港ドル(約7700億円)を調達すると発表した。
 本土マーケットは3日ぶり反発。主要指標の上海総合指数は前営業日比0.16%高の3894.28ポイントで前場取引を終了した。医薬が高い。自動車、銀行・保険、不動産、公益、素材なども買われた。半面、エネルギーは安い。ハイテク、軍需産業、証券も売られた。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)