ロボット掃除機の撮影機能で不倫の証拠を掴んだ男性が逆にプライバシー侵害で訴えられてしまう

妻の不倫現場をロボット掃除機を通じて偶然見てしまった男性が、その映像を証拠として裁判を起こし、勝訴しました。ところが今度は妻からプライバシー侵害で反訴され、罰金と懲役刑を食らってしまうという事件が台湾で発生しました。
掃地機器人拍到妻全裸、擁抱小王 人夫獲賠50萬卻遭判刑 | 社會焦點 - 太報 TaiSounds
https://www.taisounds.com/news/content/96/283845
https://www.cnbeta.com.tw/articles/tech/1575738.htm
Taiwan man wins lawsuit but gets jailed for using robot vacuum to record wife’s affair | South China Morning Post
https://www.scmp.com/news/people-culture/trending-china/article/3365381/taiwan-man-wins-lawsuit-gets-jailed-using-robot-vacuum-record-wifes-affair
この夫婦は2021年に結婚し、普段は妻の両親と暮らしつつ、時折別荘で過ごしていたそうです。ところが2023年9月、夫は別荘で使い古しの歯ブラシを見つけたことから妻の不倫を疑うようになります。その後、駐車場の監視カメラに見知らぬ男が妻を送っているところが映っていたことから疑いは確信に変わりました。
この3カ月後、夫はロボット掃除機を使って妻とコミュニケーションを取ろうと試み、ロボット掃除機の撮影機能を立ち上げました。するとそこには妻が着替えて以前見た男に抱きしめられ、その後裸で家の中を歩き回る様子が映し出されたといいます。

夫はこの映像を録画として証拠とし、妻と間男を相手取って訴訟を起こしました。その結果、夫の訴えが認められ、約214万9000台湾ドル(約1050万円)の請求に対して50万6000台湾ドル(約250万円)の支払いが命じられることとなりました。
ところがその後、妻は同意なしにプライベートな動画を撮影されたとして夫を反訴しました。夫は「問題の映像は既に裁判で証拠として認められているため、自身の撮影行為も認められるはずだ」と訴えましたが、裁判官は「たとえ夫婦の間柄といえども互いにプライバシーの権利があり、不倫を疑う理由だったとしても相手の私的な行動を記録することは許されない」として退け、夫に約15万台湾ドル(約70万円)の支払いと懲役5カ月の判決を下しました。

裁判では、夫が頑なに犯罪を否定し、態度が不遜だったことが問題視されたようです。夫は控訴することが可能です。
