復権を画策(世耕衆院議員と西村選対委員長)(C)日刊ゲンダイ

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 本当にやるのか。来週行われる内閣改造人事で、裏金議員を登用する案が浮上している。

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 木原稔官房長官が10日、フジテレビのインターネット番組で、裏金事件に関与した自民党議員について「衆院の場合はすでに2回選挙を経て、国民の信任を得ている。そういったことを踏まえて人事がなされるのではないか」と発言。含みを持たせたのだ。

 わざわざ、この時期に発言したのは、裏金議員を入閣させる可能性が高いからだとみられている。

 すでに永田町では、入閣候補として何人かの裏金議員の名前がささやかれている。旧安倍派で当選6回の高鳥修一衆院議員が、その一人だ。農相への起用が取り沙汰されている。2024年の自民党総裁選で高市氏の推薦人に名を連ねるなど、“高市シンパ”として知られる。裏金事件では、544万円をため込んだ。

「現職の鈴木農相は、備蓄米の買い戻しの方針を巡り、官邸と対立しました。高市さんは自らに従順な人物を農相に登用したがっているとみられ、農水副大臣の経験がある高鳥さんを就けるのではないかとされています」(自民関係者)

 西村康稔選対委員長の名前も挙がっている。裏金事件では旧安倍派幹部として、党員資格停止1年の処分を受けた。

 選対委員長の西村氏は、沖縄県知事選(13日投開票)でも暗躍。告示直前に下地幹郎元衆院議員と握り、出馬を取りやめさせ保守候補を一本化させるなど“功績”がある。自民推薦の古謝玄太候補が現職に勝利すれば、「論功行賞として西村さんに重量級の閣僚ポストが与えられるのではないか」(別の自民関係者)ともっぱらだ。

■説明責任を果たされていない

 武田良太元総務相の動向も注目されている。当時、二階派だった武田氏は1926万円の裏金が発覚し、24年の衆院選では比例重複できず落選。今年2月の衆院選で国政に復帰し、現在は旧二階派グループ約20人を束ねる。

「武田さんは高市さんと良好な関係とされていますが、非高市派の議員とも親しい。非高市派を結集させかねない人物です。高市さんは武田さんを入閣させ、囲い込んでおきたいようです」(政界関係者)

 ただし、武田氏は同じ福岡が地元の麻生太郎副総裁とは“犬猿の仲”とされている。武田氏が入閣すれば、高市政権を陰で支える麻生氏を刺激しかねない。

 裏金事件で離党した世耕弘成衆院議員も、まさかの入閣があるのではないかとささやかれている。

「関係が近い高市さんは、かねて世耕さんの早期復党を希望している。復党はカンタンではありませんが、高市さんの一存で入閣させることは可能です」(官邸事情通)

 しかし、裏金議員の登用は、高市政権にとってプラスに働くのか。

「裏金問題は、説明責任が果たされていません。福岡県議会を舞台とした自民の『政治とカネ』の問題も、これほどの大事に発展している。裏金議員に対して、国民は依然として厳しい目を向けているはずです」(ジャーナリスト・鈴木哲夫氏)

 それでも、裏金議員を重用するのか。

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