横綱・豊昇龍 3場所連続休場で“崖っ縁” 立浪親方「次に出る時に駄目なら…」進退問題浮上も
日本相撲協会は11日、東京・両国国技館で秋場所(13日初日)の取組編成会議を開き、初日と2日目の取組を決めた。7月下旬に右膝の手術を受けた横綱・豊昇龍(27=立浪部屋)は3場所連続の休場が決定。進退問題が浮上しかねない状況になってきた。今場所が横綱10場所目で昇進後はいまだ優勝がなく、休場は半数に上る5度目。師匠の立浪親方(元小結・旭豊)は「次に出る時に駄目なら、そういう話も出てしまう」と強い危機感を示した。
名古屋場所中に右膝を悪化させ、7勝6敗で迎えた14日目から途中休場。27歳の横綱は力士人生で初の手術に踏み切った。師匠によると、最近は不眠症や食欲不振を訴え、体重は10キロ近く落ちたという。「精神的にかなり落ち込んでいる。いろいろな責任を一人で感じている」と代弁した。
年6場所制となった1958年以降に誕生した31人の横綱の中で、横綱初優勝が最も遅かったのは所要12場所の朝潮と柏戸。3代目若乃花は在位11場所の最高位で一度も賜杯を抱けず、立浪部屋の先輩に当たる双羽黒は在位8場所で優勝を果たせぬまま引退した。今年の豊昇龍は3月の春場所で挙げた11勝が最高で、賜杯争いを引っ張れない。27歳の若さだが、状況は険しさを増している。
