膠原病の症状をやわらげるためにできる、食事や入浴・外出時の工夫とは
膠原病は、リウマチ性疾患、結合組織疾患、自己免疫・自己炎症疾患 といった3つの性質をあわせもつ病気の総称です。最新情報をもとに主な病気別の治療法をわかりやすく解説、生活の質をよりよくするための生活の工夫や注意をまとめた書籍『膠原病・リウマチがわかる本』より、一部を抜粋してお届けします。
症状、副作用に合わせて食事をひと工夫
「これを食べると膠原病が改善する」「これを食べると悪化する」といった食べ物はありません。食事療法が必要となる合併症がないかぎり、制限しなければならない食べ物はなく、ふつうに食事を楽しむことができます。
膠原病の症状で食べにくさがある場合は、食事の基本を守るのに加え、食べやすくする工夫を取り入れるとよいでしょう。薬の副作用で筋力低下や骨粗鬆症などがある場合は、治療を助ける食事にするとよいでしょう。
また、食後はきちんと歯をみがき、歯周病を予防しましょう。
■食事の基本
膠原病があるからといって特別な食事は必要なく、勧められるのは一般的な健康に役立つ食事です。
●毎日3食食べる
朝・昼・晩の3回、毎日同じくらいの時間に食事をとることが大切。
●バランスよく食べる
糖質やたんぱく質、脂質、ビタミン、ミネラルなどの栄養を、バランスよく、適切な量をとる。なるべく多くの食材を食べるとよい。
●よく噛んで食べる
よく噛むことでだ液の分泌が促される。消化を助け、飲み込みやすくする効果も。
■食べやすくするひと工夫
シェーグレン病や特発性炎症性筋疾患、全身性硬化症がある場合は、症状による食べにくさを改善するために、工夫を取り入れましょう。
生活を工夫するとより症状を抑えられる
膠原病の治療は薬物療法が中心です。しかし、症状を和らげるには、薬による治療に加え、それぞれの症状に応じた生活の工夫を取り入れることも大切です。
たとえば、関節や筋肉に痛みがあれば、NSAIDsなどを使って痛みを抑えます。それに加え、生活の工夫として冷え対策を取り入れることで、痛みを起こりにくくすることができます。
そのほかにも、発疹や皮膚の硬化などの皮膚症状や、目や口の乾燥症状を改善するための生活の工夫があります。自分に合った工夫を始めましょう。
■症状ごとの対策
膠原病で現れやすい症状を和らげるために、以下の方法があります。
