村上宗隆、“偉業”の裏にあった技術「非常に難しい」 米解説が驚愕…悪条件を攻略できたワケ
村上の技術が攻略した“悪条件”
17試合ぶりのお目覚め弾は、“悪条件”をクリアしてのものだった。ホワイトソックスの村上宗隆内野手は5日(日本時間6日)、本拠地で行われたツインズ戦に「3番・一塁」で先発出場。初回に30号2ランを放ち、日本人選手4人目の大台到達を果たした。待望の一発は、逆風を跳ね返してのものだった。
村上が打球速度103.6マイル(約166.7キロ)、飛距離346フィート(約105.5メートル)、角度49度で左翼席に届けた一発には、“強風”という敵も存在していた。MLB公式サイトによると、この日は左翼から右翼に15マイル(約24.1メートル)の強い風が吹いており、スタンドに届くまでに打球が失速してもおかしくなかった。
地元放送局「シカゴ・スポーツネットワーク」は、打球が逆風に負けないよう、村上がかけていたスピンに注目。パワーの裏にある高い打撃技術を称えた。実況のジョン・シュリフェン氏が「なんという偉業だ!」と伝えると、解説を務めたスティーブ・ストーン氏は「ライトへ突風が吹いているので、とてつもない強打です。打球は(高弾道で)落ちることがありませんでした」と、村上の一発を分析した。
実況のシュリフェン氏も「左翼手のゴンザレスの動きを見る限り、フェンスオーバーする可能性はないように見えました。(打球は)ぐんぐん伸び続けました」と、スタンドインに驚くコメントを残しており、数々のアーチを見てきた識者にとっても衝撃の一打となった。ストーン氏は「打ち方を教えることは非常に難しいことです。(村上は)打球が失速しないようにスピンをかけています」と解説し、いかに難しい技術かを伝えた。
日本人選手としては初となるメジャー1年目での30本塁打は、村上がパワーと技術を結集させて届けた、逆方向への異次元とも呼べる一発だった。(Full-Count編集部)

