【阪神評論】掛布雅之氏、巨人との2・5ゲーム差は「近そうで遠い」「大逆転された2008年とは状況が違う」
◆JERAセ・リーグ 阪神-DeNA(6日・甲子園)
阪神は本拠地の甲子園で痛い連敗となった。先週末に巨人を3タテした4・5ゲーム差が、この1週間で2・5ゲーム差となった。阪神が21試合、巨人が19試合と残り試合が少ない中、近そうで遠いゲーム差だ。巨人の足音を気にしすぎてはいけない。
ベンチワークも9月は今まで以上に大事になってくる。この試合は3回途中で大竹に見切りをつけて、2番手で投入した神宮が素晴らしい投球でゲームを壊さなかった。ただ、疑問だったのは、神宮を6番の高寺の打順にはめて、裏の攻撃でまわる9番に前川を入れたことだ。
逆転するには4点が必要だった。阪神はリーグ屈指の森下、佐藤、大山のクリーンアップを持つだけに、他球団以上に6番打者にチャンスが回ってくる。その大事な6番に高寺を起用したのは調子も含めて一番適任と判断したはず。結果、6番は福島、糸原、ディベイニーと代打で起用して無安打だった。特に9回は1死二、三塁で回ってきただけに、1本出ていれば試合は分からなかった。
阪神はまだ負ける余裕がある。戦力差を冷静に考えても、巨人にゴール前で差された2008年とは状況が違う。1試合ずつ自分たちの戦いをすれば、おのずと歓喜のゴールは近づいてくるはずだ。(スポーツ報知評論家)
