MLBが来春オープン戦の日程を発表 全30球団一斉スタートの新たな試みも、労使問題で先行き不透明

大谷擁するドジャースは来季、オープン戦初戦をホワイトソックスと戦う(C)Getty Images
MLB機構は現地時間9月4日、来年のスプリングトレーニング(春季キャンプ、オープン戦)の日程を発表した。来春のオープン戦は2月19日にMLB全30球団が一斉にスタートする形をとる。
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大谷翔平、山本由伸、佐々木朗希のドジャースは、アリゾナ州グレンデールのキャメルバック・ランチを共用している村上宗隆のホワイトソックスと初戦を戦う。菅野智之のロッキーズとダイヤモンドバックス、松井裕樹とダルビッシュ有のパドレスとマリナーズなど、キャンプ地が共用の球団同士はいずれも初戦はその顔合わせ。岡本和真のブルージェイズは本拠地ダンイーデンにヤンキースを迎え入れる一方、敵地ブラデントンでのパイレーツ戦など、初日いきなり2チームに分かれて戦う「スプリット・スクワッド」の球団もある。
春季キャンプの全体練習は2月9日に開始予定。その後、3月20~23日にはレギュラーシーズンでの本拠地球場でのオープン戦も組まれた。ドジャースはドジャースタジアムとエンゼルスタジアムで計3試合、エンゼルスとのオープン戦でスプリングトレーニングを締めくくる。
来季開幕戦は3月24日、Adobeが冠スポンサーを務め、Netflixでライブ配信される1試合の「オープニング・ナイト」で幕を開ける。対戦カードは後日発表を予定。その翌日、同じくAdobeが冠スポンサーを務める「オープニング・デー」には残る14試合が開催される。
ただ、発表された通りに来春のスプリングトレーニングの予定が進むのか、米メディアの見方は懐疑的だ。
『AP通信』は「労使関係の平穏が保たれれば」という書き出しで、絵に描いた餅でしかないことを強調した。
現行のMLBの労使協定は12月1日に失効する。球団側はオフシーズンのトレードや選手契約を凍結するロックアウトを行うと予想されている。MLB機構側は選手の年俸総額に上限を設ける「サラリーキャップ」を提案しているが、選手会側は「キャップ制には決して同意しない」と全面対決の姿勢を打ち出している。
2022年には新たな労使協定の合意が3月10日までずれ込み、開幕日が3月31日から4月7日に延期された。当時、スプリングトレーニングのオープン戦は2月25日開始の予定だったが、結局3月17日の開始となった。
全30チームが同時にオープン戦を開始させる予定の来年2月19日、また全30チームが開幕を迎える3月25日の時点で、新労使協定交渉の行方がどうなっているか。発表通りの予定消化は、現時点では見通せていない。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]

