降り続く大雨によって、沖縄や九州を中心に雨量が増えています。鹿児島県屋久島町尾之間では今日6日午前9時までの72時間降水量が600ミリを超えて、9月1位の降水量を更新しました。週明けは九州から東北にかけて雨量が増える予想です。大雨による土砂災害などに厳重に警戒してください。

屋久島では600ミリを超える大雨

台風24号や秋雨前線の影響で沖縄や九州を中心に大雨となっています。線状降水帯が度々発生し、記録的な大雨になった所もありました。

今日6日午前6時までの72時間に、鹿児島県屋久島町尾之間で607.0ミリ(9月1位の値を更新)、屋久島町小瀬田で562.5ミリ(9月1位の値を更新)、種子島の中種子町で472.0ミリ(観測史上1位の値を更新)、宮崎県宮崎市田野で417.0ミリ、東京都伊豆諸島の八丈島で303.0ミリなど、これまでに経験したことのないような大雨になった所もありました。

九州~東北は週明けにかけて雨量増える

今日6日から週明け8日ごろにかけては秋雨前線が本州南岸付近に停滞し、台風24号(熱帯低気圧に今後変わる予想)からの暖かく湿った空気が流れ込むため、大気の状態が不安定になるでしょう。雷雨や激しい雨または非常に激しい雨が降る所もあり、大雨となりそうです。図の今日6日12時からの48時間予想降水量によると東海から関東甲信、東北の太平洋側を中心に100ミリ以上の雨が降り、300ミリ~400ミリくらいの雨を予想している所もあります。平年9月の1か月分を超えるような雨が数日のうちに降る恐れがあります。土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水・氾濫に厳重に警戒してください。

【雨の予想】
7日6時までに予想される24時間降水量は多い所で
関東甲信地方 250ミリ
東海地方   300ミリ
近畿地方   200ミリ
四国地方   150ミリ
九州南部   150ミリ

その後、7日6時から8日6時までに予想される24時間降水量は多い所で
東北地方   200ミリ
関東地方   150ミリ
伊豆諸島   100ミリ
東海地方   200ミリ
近畿地方   120ミリ

その後、8日6時から9日6時までに予想される24時間降水量は多い所で
東海地方   200ミリ
近畿地方   120ミリ
四国地方   150ミリ

となっています。

大雨が発生 とるべき対応は

実際に大雨が発生したら、適切な対応ができるよう、事前に確認しておくことが大切です。安全を確保するために以下の点に注意してください。

① 河川や用水路には近づかないでください。普段は流れの遅い河川や用水路でも、大雨によって水かさが増したり、流れが速くなったりします。増水した用水路は道路との境目が分からなくなっていて、足を取られるおそれがあります。

② 運転の際は、アンダーパスなど低い道路は避けるようにしてください。低い道路には雨水が流れ込みやすいため、すぐに冠水してしまうおそれがあります。車が水没して故障したり、水圧によって、ドアが開かなくなったりして、車内に取り残されると、非常に危険です。無理をして通らず迂回するなどの対応をとってください。

③ 山などの急な斜面はいつ崩れるか分からないため、決して近づかず、斜面とは反対側に避難するようにしてください。気象庁HPの「キキクル」で危険度分布を細かく確認して、状況を常に把握するようにしましょう。

④ 地下は浸水するおそれがあるため、雨漏りなど異変を感じたら地上に移動するようにしてください。地下では、危険を察知することが遅れてしまいがちです。こまめに気象情報を確認し、速やかに地上に移動できるようにしておきましょう。

⑤ 上流にダムのある河川の近くに住んでいる場合は、ダムの水位情報を確認するようにしましょう。大雨が長時間にわたって降り続くと、ダムは決壊を防ぐために放流を始める場合があります。