【Juju(野田樹潤)ブログ】第133話:オーバーテイクで意地を見せた菅生
幻想的な東京の夜を走りました!
みなさんこんにちは。Juju(野田樹潤)です。
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前回のテストに引き続き、今回のレポートは8月8~9日に宮城県のスポーツランドSUGOで開催された全日本スーパーフォーミュラ選手権の第8戦の模様をお送りします。

菅生は富士よりも暑かったかも……。 Triple Tree Racing
でもその前に、素敵なドライブ体験があったので、その報告からはじめることにしますね。
7月25~26日に東京で開催されたフォーミュラEの東京大会において、デモランをさせてもらったんです。

夜に雨の中を走るなんて、初めての経験です。 NODA Racing
私はジャガーTCSレーシングのアンバサダー&テストドライバーをしている縁で、今回、東京ビッグサイト周辺の公道コースにて、フォーミュラEのGEN3 EVOをドライブしました。
ところが、私が走るタイミングになって、ゲリラ雷雨のような大雨がコースを濡らしてしまったんです。
しかもこのコースは、私が普段走っているサーキットより路面もはるかにバンピーなので、実はちょっと身構えていました。

レースなら確実に赤旗中止になるくらいの豪雨でした。 NODA Racing
でも実際に走ってみると、そこには普段のサーキットでは目にしたことがない光景が広がっていました。
夜のビル群や路面を照らす照明、それらが雨によって幻想的な景色を作り出していたのです。
本当はドライのコンディションで、フォーミュラEならではの加速を披露したかった!
それでも私としては、雨だから見られる景色を楽しめたので大満足だったのでした。

イメージビデオの撮影風景。スタッフさんとは英語でやりとり。 NODA Racing
レーシングカーで東京を走る日が来るなんて!
思いがけず新鮮な体験ができたフォーミュラE東京大会だったのでした。
トラブル発生、厳しかった菅生の初日
さて、話は戻って、SF第8戦、菅生のレースです。

マシン内は風が循環しないので、60~70度になることも。 Triple Tree Racing
1回目の公式練習は、走りはじめの気温は28度くらいでしたが、走っているうちに路面温度が上がっていくのがわかるほどでした。そしてセッション中盤、私はストレートでスピードが伸びていないと感じました。
すぐにピットインして、メカニックにマシンを託します。

タイヤのミス、本番じゃなくてよかった! と思っています。 Triple Tree Racing
修理が終わったあと、残り僅かな時間でしたが、予選のシミュレーションをするためにコースイン。すると、今度はピットアウトした瞬間にステアリングから異常な振動が伝わってきて、私は「タイヤがはまってない!」と無線で叫んでいたのでした。
起きてしまったことはしょうがないし、私は気分を切り替えて予選に挑むしかありません。
ところが、予選A組で走りはじめると、今度は無線が通じないことが発覚!

このコースは速度を落としきらない、ブレーキテクニックが必要なコーナーが多いのが魅力。 Triple Tree Racing
アタックのタイミングがわからず焦りましたが、それでも走るしかないので、私は2周連続でアタックを行いました。
明日のスタートは23番グリッドから。気持ちを切り替えて挑むしかない!
菅生のコースは、ヨーロッパのサーキットのような雰囲気や高低差があって、私は好きなのですが、土曜日はなかなかギアが噛み合わない感じで終わってしまったのでした。

そうそう、パーマ、かけました。ヘルメットを着ける際、アレンジが楽になったのが嬉しい。 Triple Tree Racing
ところが決勝当日、朝9時半にはじまった練習走行では、セッティングが上手く作用したようで、私はそれぞれのセクターで自己ベストのタイムを記録できました。
前日の結果を受けて少し沈んでいたチームにも活気が戻ってきたように感じたので、決勝もこの調子で攻めるしかないと心に決めたのです。
好調の決勝! オーバーテイクを連発
決勝レースのスタートは14時20分。気温は昨日より低めでした。
私はスタートを成功させ、すぐに前を行くマシンとのバトルが始まりました。菅生はなかなか抜きどころがありませんが、最終コーナーでうまく前のマシンのスリップに入ってOTSを使えばチャンスが生まれます。

マシンの状態がどんどんよくなっていく中、決勝への期待が漲ります。 Triple Tree Racing
私は20周目の1コーナーでジュリアーノ・アレジ選手のインに飛び込んで、オーバーテイクに成功。
何台かのマシンが早めにピットインしたので13位まで順位を上げることができました。

レースの後、松下信治選手が「Juju、すげー」って褒めてくれました。 Triple Tree Racing
タイヤ交換のピットインは51周のレースのちょうど半分あたり(25周目)。ですが、私がピットアウトした直後にセーフティカーが入り、せっかく抜いたマシンに前に出られてしまったのでした。
あー、残念。

クリーンエアで走れたら、とか、ペースの速い中で走れたら、とか、目指したいところがたくさんあります。 Triple Tree Racing
その後は少し雨などもパラつきましたが、その時でもマシンの感触は良く、前を行くマシンを着実に追いつめることができました。
そして43周目の1コーナーでは、再びジュリアーノ選手をパスすることができ、私は17位でレースを終えることができました。

次のレースまでも、やることはたくさん! 準備して備えます。 Triple Tree Racing
決勝が始まるまでは、うまくかみ合わない週末でしたが、それでもマシンの調子は良く、タイヤ交換も完璧。うまくレースをまとめられたと思います。
これで予選がもう少し前の順位だったら!
それが今後の目標です。
次のレースまで少し時間が空きますが、私はその間、国内でF3マシンをドライブしたり、ヨーロッパで走り込みをする予定です。
次戦は10月10~11日の富士スピードウェイなので、ぜひみなさん応援に来てください。よろしくお願いします!
