記録的な豪雨から1週間あまりが経過した石川県内。浸水被害の大きかった羽咋市の住宅では住民らが連日の後片付けに追われました。一方、農業の生産者を支援する相談窓口も4日、開設されました。

記者リポート「先月の豪雨で床上浸水の被害にあった住宅街に来ています。一週間経った今もなお、家財を運び出す住民の姿が見られます」

近くの川が氾濫した羽咋市飯山町では、4日も朝から住民が懸命の作業に追われていました。

住宅の中は多くの物が散乱。さらに、目には見えない臭いと湿気が住民の疲労に追い打ちをかけます。

住民「まだばたばたや」「早く片付けたいが、人手がほしい」

平屋で垂直避難できず。住民「ベッドで救助を待った」

一方、間一髪で難を逃れた住民も。こちらの住宅は平屋建てです。

水は床上まで押し寄せましたが、より高い場所へ移動する「垂直避難」ができず、家族4人ベッドの上で救助を待ったといいます。

住民「とにかく不安で、上に逃げれないし。きのう大雨の警報出たとき、娘が怖がってて、精神面も注意して見ていかんなんかなって」

飯山町を流れる川の上流では、川のすぐそばにある田んぼの被害状況を県の職員が調べていました。

県中能登農林総合事務所・前 翔太郎さん「土砂・流木・ごみが氾濫して、水田の圃場に流れていて、ここは堆積しているので、収穫が難しい」

コシヒカリの収穫を目前に控え、水害に遭った農家は…

農家・宮田節子さん「草もきれいに厳しくして、1年間管理してきた。それで最後にこんなことに。本当に情けないというか…」

融資や今後の支援に関する相談窓口を設置

県は4日から、邑知潟干拓地やその周辺の農業を営む生産者向けに市、町やJAと連携して現地に相談窓口を開設。

金銭面での融資や、今後の経営について相談に乗ります。

県農林水産部・永畠秀樹担当課長「被災された農家さんは大変不安に思っていると思うので、些細なことでも良いので、電話なり、積極的に窓口を利用してほしい」

また、羽咋市は被災した住民が生活再建の支援を受けるために必要となる罹災証明書の発行に向け、住宅などの現地調査を4日から始めました。

市によりますと、8月28日から3日までに283件の罹災証明の申請があったということです。

県内で4日午後2時までに確認されている床上・床下浸水の被害があった住宅は505棟で、そのうち半数以上の263棟が羽咋市内の住宅です。