大谷翔平に“本音”「もう少し正直になって」 ロバーツ監督がこぼしたジレンマ…判断した「限界」
不振の大谷に31試合ぶりの休養日…明日の出場も不透明
【MLB】ドジャース 3ー2 カージナルス(日本時間4日・ロサンゼルス)
ドジャースの大谷翔平投手は3日(日本時間4日)、約1か月ぶりの休養日が設けられた。左膝や右腕に違和感を抱えながらのプレーで、打撃でも不振に。前日の試合後にロバーツ監督が「明日は出場させない」と、テキストメッセージを送って伝えたという。
膝の治療のために球宴を辞退し、臨んだ後半戦。前半戦は登板日翌日に休養日を設ける日もあったが、後半戦は登板が無かったため定期的な休養日を設ける理由がなかった。選手は“出たがる”ものであり、ましてや大谷ほどのスターを休ませるにはそれだけの理由も必要になる。
今回は打撃不振が続いたことや、スイングに目に見える異変があったことからロバーツ監督が「tipping point(限界点)」だと判断した。
多くのスターを抱える中で、ロバーツ監督にもジレンマがある。試合前の会見では、「スポーツ界では、休めばチームへの献身性が疑われ、無理して出ればチームに迷惑をかけると言われる。理不尽だと思うか」と質問が飛んだ。
ロバーツ監督は「選手はプレーしたいし、ファンも選手がプレーするのを見たいと思っている。特にシーズンのこの時期(終盤)、100%万全な状態の選手なんてごくわずかだ。だが、自分が出場することが一番の選択肢だと信じるのが選手のDNAだ」と話し、続けて本音もこぼした。
「でも、(無理を続けることで)挙げられる成果がどんどん少なくなってしまう。選手たちはもう少し自分の体調に正直になってほしい。それはほぼすべての選手に言えることだ」
フリーマン、ベッツといったスターたちが休養を挟んでプレーする中、大谷は万全であれば出場を続けてきた。休養を挟みながらとなった今季前半戦では、大谷は常々「僕は出る気でいますし、準備したいなとはもちろん思ってます」「常に『出たい』という気持ちはもちろんあります」と出場への意欲を口にしていた。
数日休んだところで患部が100%に戻ることはないだろう。しかし、プレーオフ前の調整も考えれば、休息をとるなら今しかない。“チームの顔”をどう扱うか、ドジャースのマネジメントが試される。(上野明洸 / Akihiro Ueno)

