プロデュース・オダギリジョー×主演・余貴美子『妖怪、化物をひろう』12月11日公開決定
【動画】池田暁ワールドさく裂『妖怪、化物をひろう』特報
本作は、孤独な老女タエと異形の赤ん坊ハルとの出会いを描く日台合作映画。日台のトップスターを迎え、台湾映画でも珍しい台湾・金門島での全面ロケを敢行した。中国大陸を対岸に臨む金門島は、独自の歴史と信仰が息づく土地であり、その風土が作品世界の重要な基盤として立ち上がっている。
かつて嵐で壊滅的なダメージを受けた小さな町。焼き団子を売りながら孤独に暮らす老婦人タエは、ある日、雑木林で人間とは思えない異形の赤ん坊を見つける。町の人々がその存在を気味悪がるなか、タエは赤ん坊を“ハル”と名付け、大切に守り育てようとする。
池田監督は、90年代のロシアで「老夫婦がエイリアンのような赤ん坊を育てた」という実際の出来事から着想を得ており、舞台を台湾や金門島に限定せず、“世界のどこでも起こり得る普遍的な物語”として作り上げた。傷ついた土地で厳しい現実に向き合う人々の再生の物語として、静かで力強い寓話が紡がれていく。
主人公のタエを演じるのは、長きにわたって活躍を続ける余貴美子。異形の赤ん坊を絶対的に愛し守り抜こうとする老女を、圧倒的な説得力で体現した。オダギリジョーは生真面目な警官・小宮役、台湾のラッパー/シンガー、Leo王(リオ・ワン)は実直な葬儀屋・山路役を演じる。さらに『オールド・フォックス 11歳の選択』のリウ・グァンティン、きたろう、片桐はいり、白石隼也、佐藤菫ら日台の実力派キャストが集結した。
ポスタービジュアルは、耳元に三体の造形があしらわれ、赤ん坊のようでありながらどこか人ならざる気配を宿した“何か”の姿が手前に写し出されたもの。「この世界には、まだ知らない隣人がいる。」というコピーが添えられ、どんな物語が待ち受けているのか期待を高める印象的なビジュアルとなっている。
特報映像では、祖先信仰や風獅爺(シーサー)文化などを持つ金門島の風景を背景に、タエ(余)と小宮(オダギリジョー)が、“何かの子供”について話すシーンが映し出される。「ところで…それは?」「それです」「何かの子どもです」「あらま…」。怪奇と生の意義をファンタジックに、時にユーモラスに探った池田暁ワールドが存分に発揮された、独特の作品世界を予感させる映像となっている。
映画『妖怪、化物をひろう』は、12月11日より全国公開。

