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ネパールと中国の国境地帯で発生した大規模な土石流は、死者が1200人を超えました。被害が拡大した要因として、警報システムが機能しなかったことも指摘されています。

富永大介記者
「警察病院には行方不明者の家族などが、DNAのサンプルを提出するために訪れています」

現地では発見された遺体の損傷が激しく身元の確認が難航する中、遺体のDNAと照合するために家族からのサンプル提出が行われています。

夫が行方不明の女性
「つらいです。今まで何も見つかっていないし、できれば生きていてほしい。それだけです」

ネパールと中国の当局によりますと、先月26日の土石流の死者は1200人を超え、日本人5人を含む5300人以上の行方が分かっていません。

被害が拡大した要因の1つとして指摘されているのが警報システムが機能しなかったことです。

水力発電所で被災した男性が、NNNの取材に当時の状況を証言しました。

──警報はありましたか

土石流に巻き込まれ入院した男性
「いいえ。30分ほどで助けられましたが通知はその時に来ました」

ロイター通信などによりますと、水位計が流されるなどして警報が発令されたのは、土石流が国境検問所に押し寄せてからおよそ40分後で、集落が土石流にのみ込まれたあとだったとみられています。