YouTubeチャンネル「守鍬 刈雄のお暇なら映画でも」が、「カラスの文化コード #すぐわ #映画 #守鍬刈雄」を公開した。映画独自解説家の守鍬刈雄が、ハリウッド映画などで度々描かれる意味深なカラスの描写について、西洋における「死や災厄の前兆」としての文化コードを紐解いている。

ハリウッド映画などで、カラスが意味ありげに鳴いていたり、一羽だけ静かに止まっていたりする場面は、単なる野鳥の描写ではない。西洋においてカラスは、「死や災厄の前兆」であり、「死者の世界との境界を表す文化コード」として古くから使われている。その由来は、ケルト神話や北欧神話、中世ヨーロッパの民間伝承にまで遡る。

動画では、神話におけるカラスの役割を解説。ケルト神話では、戦いと死を司る女神モリガンがカラスの姿で戦場に現れると信じられていた。北欧神話では、主神オーディンが「フギン(思考)」と「ムニン(記憶)」という2羽のカラスを従え、世界中の出来事を集めさせていた。さらに中世ヨーロッパでは、戦場や処刑場に集まる姿から、「死を告げる鳥」や「死者の世界と繋がる鳥」というイメージが定着していったという。

映画でもこの文化コードは頻繁に用いられている。代表的な作品として挙げられた『オーメン』では、ダミアンの周囲で起こる死や災厄を予感させる存在としてカラスが繰り返し登場する。また『ザ・クロウ』においては、カラスが主人公を死者の世界から導き、戻す案内役として描かれている。守鍬は「どちらも単なる鳥ではなく、死と深く結びついた存在として扱われているんです」と、映画における重要な役割を示した。

もし映画の中で、理由もなくカラスが印象的に映し出されたら、それは単なる背景ではないかもしれない。守鍬は、そのカラスは「死者の世界との繋がりを観客に知らせる文化コードなんです」と結論付けている。

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