<織田と浅井の血は我らが決して絶やさぬ>『豊臣兄弟!』市と三姉妹の別れに視聴者涙「とんでもないフラグ」「茶々と江の打掛の模様が…」
NHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」(NHK総合、日曜午後8時ほか)。
8月30日に放送された第三十三回「北庄城の別れ」では、賤ヶ岳で敗れた勝家が北庄城へ戻るも、羽柴軍に包囲される展開に。あとがなくなった勝家が、市と最期を遂げるまでが描かれました。
そんななか、宮崎あおいさん(※「崎」はたつさき)演じる市と、茶々、初、江の三姉妹との最後の別れのシーンに注目が集まりました。
*以下第三十三回のネタバレを含みます。
<第三十三回のあらすじ>
羽柴軍の圧倒的な兵力の前に勝家(山口馬木也)は敗走、市(宮崎あおい *崎はたつさき)の待つ北庄城に籠城する。
小一郎(仲野太賀)は降伏を促すべきと言うが、秀吉(池松壮亮)は勝家が降伏するなどありえないと一刀両断。
利家(大東駿介)に先鋒を命じる。
羽柴軍が北庄城を取り囲む中、市は茶々(井上和)ら三姉妹を投降させ、自らは勝家と果てる覚悟を決める…。
苦い戦ののち、大徳寺にこもっていた小一郎は、一人の茶人に出会う。
「上様と父上にお伝えくだされ」
北庄城で迎えた市と三姉妹の別れのシーン。
次女の初が「母上。一緒にお逃げくださりませ」と懇願しますが「そういうわけにはゆかぬのじゃ」と語りかける市。
茶々は「ならば、私も母上と共に残りまする」と訴えます。
しかし市は「ならぬ」と茶々に守り刀を渡し、「上様から頂いた守り刀です。今こそそなたを守ってくれよう。よいか。守り刀は己の身を守るためのもの。先んじて相手を傷つけるものではない。秀吉と刺し違えようなど、ゆめゆめ思うてはならぬぞ」と諭します。
そしてこう告げます。
「そなたは生きて妹たちを守るのです。そなたがこの2人の守り刀となるのです。そしていつか父上のようなお方と巡り会ってよい子を産むのです。さすればその子が、きっとあなたたちを幸せにしてくれる。この母がそうであったようにな」
さらに、「姿はなくとも、触れることはできぬとも、母はいつもそばにおりまする」と、娘たちに言葉をかけるのでした。
初と江がすすり泣くなか、茶々は「泣くでない! これ以上母上を困らせるでない」と気丈に告げます。そして、「我らのことは何も心配いりませぬ。上様と父上にお伝えくだされ。織田と浅井の血は我らが決して絶やさぬと。どうか、見ていてくだされ」と続けます。
「それでこそ…私の娘じゃ。娘たちじゃ。強く、しなやかに生きるのじゃぞ」
そう言って三人を抱き寄せ、娘たちを送り出すのでした。
「よい子を産むのです」に視聴者は複雑な思い
このシーンに、視聴者からは涙を誘われたという声が寄せられました。
「過去の作品でも何度も描かれたシーンだけど、自分が母になり、娘たちの成長を実感する年齢になった今だからこそ、身につまされて涙が止まらない」
また、三姉妹がこの後どのような人生を歩むのかを知る視聴者からは、市の「よい子を産むのです」という言葉に複雑な思いを寄せる声も。
「よいお子を産むのです……フラグ立てまくりのお市様」
「三人がのちにどのような人生を歩むかを知っている視聴者には、何とも重く、何とも言えない言葉よね」
「特に茶々と江の産む子を考えると、とんでもないフラグ。かたや豊臣を終わらせる子、かたや徳川泰平の世を完成させる子……」
市の願いを思いながら、その後の茶々、初、江の人生に思いをはせる視聴者も多いようです。
茶々と江の衣装にも注目が
さらに、三姉妹の衣装にも注目が集まりました。

(『豊臣兄弟!』/(c)NHK)
「茶々と江の打掛が半々の仕立てなのは、やっぱり意味があるのよね? 豊臣と徳川で敵味方に別れることの暗示とか?」
「茶々のお衣装、ハーフ&ハーフだね。2つの心に揺れるキャラになっていくのかな?」
姫たちが身にまとった、左右で異なる柄の着物にも注目が集まりました。三姉妹それぞれの運命や、これから訪れる時代の変化を重ねて見る視聴者もいるようです。
本編の後半では、秀吉が三姉妹を寧々のもとへ案内しようと、城内を歩きます。そのすぐ後ろを歩く茶々が、守り刀に手をかけようとする場面も。
すると、足を止めた秀吉の肩に蝶がひらひらと舞い降ります。
その瞬間、茶々は市の「母はいつもそばにおりまする」という言葉を思い出し、刀を収めるのでした。
母との別れを胸に刻み、それぞれの人生へ。三人のこれからの運命にも注目が集まります。
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大河ドラマ第65作「豊臣兄弟!」で描くのは、戦国時代のど真ん中。強い絆で天下統一という偉業を成し遂げた豊臣兄弟の奇跡──夢と希望の下剋上サクセスストーリー!!
主人公は天下人の弟・豊臣秀長。
歴史にif(もしも)はないものの、『秀長が長生きしていれば豊臣家の天下は安泰だった』とまでいわしめた天下一の補佐役・秀長の目線で戦国時代をダイナミックに描く波乱万丈のエンターテインメント!
秀長を仲野太賀、秀吉を池松壮亮が演じ、脚本は八津弘幸、語りは安藤サクラが担当する。

