【解説】「脳梗塞」なりやすい人は? サンドウィッチマンの伊達みきおさんが休養……注意すべき症状、予防策は【 #みんなのギモン 】
サンドウィッチマンの伊達みきおさんが脳梗塞と診断されたと発表されました。伊達さんが発症した脳梗塞は日本全体でおよそ131万人が治療を受けているといわれる病気です。脳梗塞とは何か、注意すべき症状は、なりやすい人は? 詳しく解説します。
■サンドウィッチマン伊達みきおさんが休養

「弊社所属のサンドウィッチマン伊達みきおが、先日、体調不良を訴え病院で検査を受けたところ、脳梗塞と診断されました。現在、伊達は回復に向けて日々リハビリに励んでおります」(所属事務所のHPより)
相方の富澤たけしさんがブログで伊達さんの現在の状況を明かしました。
「病名を聞くとショックを受ける方もいらっしゃると思いますが、早期発見だった為に頭も体も元気なので院内を歩いたり、食事が足りないと増量を要求したり、よくメールのやり取りもしています」
■脳梗塞とは

脳梗塞とは何か。脳の血管に起こる病気の総称が脳卒中です。脳内の血管が破れる脳内出血、血管にこぶができて破裂するくも膜下出血、そして脳の血管が詰まるのが脳梗塞です。
厚生労働省によりますと、2023年の調査で患者数は、くも膜下出血がおよそ6万7千人、脳内出血は20万人、圧倒的に多いのが脳梗塞で131万人です。
■脳梗塞の症状は

脳梗塞の症状で一般的に多いのが体の片側に出るまひです。顔の右か左、片方の手や足が突然動かなくなる、しびれが生じることもあります。
一方で、手足の麻痺はないのに急に足元がふらついて、立ったり、歩いたりできなくなることもあります。そして言語障害も代表的な症状です。ろれつがまわらない言葉が出ない、相手の言葉が理解できないといった症状があります。
目の症状もあります。片方の目が見えない。視野の半分が欠けたり物が二重に見えたりします。
■早い治療が重い後遺症を防ぐ
伊達さんも「しゃべれない」という症状があり、病院に行ったことを富澤さんがラジオ番組で話していました。ほかにも目がかすむという目の症状もあったそうです。このような症状がひとつでも突然起こったら脳卒中を疑って、とにかく早く救急車を呼んでください。
日本医科大学付属病院の中江竜太医師によりますと、脳梗塞を発症して間もない治療で有効とされているのがカテーテル治療です。
細い管を足や腕の血管から挿入して、血栓をとりのぞく治療ですが、発症から6時間以内が効果的だということです。早い治療は重い後遺症を防ぐことにもつながります。
■脳梗塞の約9割は65歳以上

中江医師によりますと伊達さんの場合、あくまで推測ですが院内を歩いているという話でしたのでカテーテルは使っていないのではないか、ということでした。カテーテル治療ですと歩いたり、しゃべったりできないそうです。
注射か飲み薬で様子をみるといった治療を行っているのではと話していました。比較的症状が軽い方ですと注射や飲み薬の治療になるそうです。
年齢でいいますと、脳梗塞のおよそ9割は65歳以上というデータがありますが、伊達さんは51歳ですし、若い人でも発症します。
■脳梗塞になりやすい人は

では脳梗塞にならないためできることは何かみていきます。脳梗塞になりやすい人として、以下があげられます。
・高血圧や糖尿病の持病がある人
・コレステロール値が高い、肥満の人
・たばこを吸う人
また、特に夏場は脱水で血液がドロドロになり、脳梗塞のリスクが高まります。ですので、寝る前などにコップ一杯の水分補給を。緑茶やコーヒーは利尿作用があるので飲むなら水や麦茶が良いということでした。
そして、定期的に健康診断を受けることも大事です。脳の検査を受けないと脳梗塞の診断はできませんが、脳梗塞につながる高血圧や糖尿病を見つけることができます。
中江医師は生活習慣病があると、脳梗塞のリスクが高いと指摘しています。バランスの良い食事や適度な運動が習慣になっているか、日頃の生活習慣を見直してみるのもよいかもしれません。