『24時間テレビ』日テレが恐れる”大黒柱”の離反…「来年はイオンが撤退するかもしれない」

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話題にならなかった「24時間テレビ」

8月29日、30日に放送された日本テレビの看板特番『24時間テレビ49』。例年ならば各局のワイドショーも巻き込んでお祭りムードに包まれていたはずだが、今年の汐留の本社内には、かつてないほどの重苦しい空気が漂っていたという。

「ズバリ、世間が今年の24時間テレビに全く関心を寄せていなかったんです。局内では『ついに歴代最低視聴率を更新し、一桁に転落するのでは』という絶望的な声すら漏れ聞こえていました」(日テレ編成幹部)

起死回生のカードだったはずの総合司会・内村光良の起用は、視聴者から完全に「マンネリの極み」と見透かされ、ネット上の話題性は皆無に等しい。事態を重く見た制作陣は、放送直前になって慌ただしくテコ入れ策に走った。内村と有吉弘行を並べた生特番『日テレファミリー歌合戦』を強引にねじ込み、さらにはテレビ東京の『にちようチャップリン』との局をまたいだ異例のコラボまで決定したのだ。

「他にも、大泉洋を引っ張り出してドラマ『俺たちの箱根駅伝』との連動企画を組んだり、青学大の原晋監督と陸上部員350人を絡めた“いかにも”な涙頂戴の鉄板企画まで用意しました。しかし、どれだけ大物や感動路線を並べても、SNSのトレンドはおろかネットニュースにすらならなかった。まさに異常事態です」(キー局ディレクター)

「感動の押し売りはもうお腹いっぱい」

頼みの綱である目玉企画も不発の予感が漂う。つんく♂の半生をモデルにし、北川景子と高橋光臣が夫婦役を演じるスペシャルドラマ『幸せはある』だが、こちらも事前の下馬評は驚くほど低かった。

「『感動の押し売りはもうお腹いっぱい』というのが視聴者の偽らざる本音だろう。起爆剤として一部でまことしやかに報じられた中森明菜のサプライズ出演説に至っては、『どうでもいい話題』として完全にスルーされてしまっていた。制作や編成、宣伝部も含めあまりの手応えの無さに全員が青い顔をしていた次第です」(日テレ関係者)

だがそうした一方で日テレ上層部をビビらせているのは、こうした視聴者の「無関心」だけではない。番組の屋台骨を根底から揺るがす“カネ”すなわち広告収入に関する問題…大口スポンサーの離反危機。今年度はなんだかんだで番組を制作できたが来年以降は雲行きが怪しくなる可能性もあるという。

大黒柱の「スポンサー降板説」も

「長年、巨額の協賛金を出してきた日産自動車は業績不振の真っ只中。これまでのような数十億円規模の大盤振る舞いは到底不可能です。さらに深刻なのがイオン。熊本地震時の爆発事故に関する遺族補償問題がいまだに尾を引いており、今年度の番組内での露出は極力抑える方向で調整が進んでいると聞きます。

莫大な慰謝料を負担するおそれもあるため、広告代理店関係者の間では『来年はいよいよ大黒柱であるイオンが完全撤退するかもしれない…』という最悪のシナリオも現実味を帯びて語られているのです。来年は半世紀の節目となる第50回。最悪、スポンサーが付かなくても強行する可能性もあるには、あるが…」(日テレ関係者)

看板スポンサーがいなくなれば、莫大な制作費がかかる巨大チャリティー特番の維持など不可能だ。過去の系列局幹部による寄付金着服問題で地に落ちた信頼は回復せず、出演者のネームバリューにすがるだけの安直な企画は視聴者にソッポを向かれる。テレビ史に君臨してきた巨大チャリティー番組は、静かに終焉の時を迎えようとしているのかもしれない。

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