石川の孤立集落8地区は解消 土砂や倒木越えて羽咋市の消防隊員 声かけ続け住民を救出
27日の記録的な大雨で石川県内では、土砂崩れなどで生活道路が寸断され、孤立状態となる集落も発生しました。現在は、全て解消されています。
石川県内では、羽咋市、志賀町、宝達志水町の合わせて8地区243世帯が一時、孤立状態となりました。
このうち、宝達志水町の所司原地区では、地区の南北をつなぐ道路が陥没。29日までの2日間は、電気も止まっていたといいます。
■深谷集落の住民:
「やっぱ一番心配っていうか、だったのは電気。とにかく電気早く通ってほしくて」
一方、27日朝に土砂崩れが発生し、23世帯が一時、孤立状態となった羽咋市菅池町。
住民の1人が、市内の病院で人工透析を受ける予定でしたが、行けなくなりました。
■菅池町・横山 孝信 町会長:
「(28日)午前中に予約して、 午前中の間にするという予定だったが、全然行けないと」
当時は、悪天候のためヘリが出動できず、打つ手がないかと思われましたが…
■菅池町・横山 孝信 町会長:
「消防に衛星電話を使って、消防につながったんですよ。 それで消防が歩いて1時間半か2時間近くかかって突破して来てくれました」
隊員らは、土砂や倒木で塞がれた約1.5キロの道を徒歩で駆け付け、住民を保護しながら救急車まで戻り、病院に搬送しました。住民は無事、透析を受けられたということです。
■菅池町・横山 孝信 町会長:
「ああ、感謝、感謝」
隊員らを指揮した松榮さんは…
■羽咋郡市消防本部・松榮 聡史 さん:
「(住民を)このまま徒歩で行かせていいのかというところは、ずごく葛藤した。それ以外の搬送は、まずなかったということで、いち早く医療機関に搬送してあげたかったというところ。あとご家族、町会の皆さんも不安を抱えていましたので、自分たちでやるしかない、という判断でさせてもらった」
救助に加わったこちらの隊員は、住民に声をかけ続けました。
■羽咋郡市消防本部・澤田 大河 さん:
「(住民に)もう少しですよとか、僕らがいるから安心してくださいと、消防さんがいるから頑張るとおっしゃていた」
菅池町では、40時間近く孤立状態が続きましたが、体調を崩した人などはいなかったということです。
