国会議員の海外視察がピーク 衆院3委員会、訪問先重複

国会議員の海外視察がピークを迎えた。衆院では、特別国会が閉幕した7月下旬から9月上旬にかけ、主に所属委員会ごとに約60人が出国。このうち内閣、総務、法務3委員会は訪問先が英国、フランス、イタリアで、3カ国とも重なった。参院でも、8月末から視察が順次始まった。行き先は欧州や東南アジアが多い。
海外視察は国会閉会中に実施される。与野党議員が各国の議会関係者らとの意見交換や、関連施設の視察を重ねる中で「人間関係を築いて国会運営に生かす」(自民党関係者)狙いもあるとされる。ただ、費用対効果の観点から「無駄遣い」との指摘は絶えない。衆院3委員会の訪問先が重複したことについて、担当者は取材に視察目的が異なるとした上で「偶然としか言いようがない」と話した。
衆参両院によると、関連経費は2026年度当初予算で、同行職員分も含めて総額約5億6千万円。議員1人当たりの公費負担の上限は衆院255万円、参院260万円となっている。
