「東京おもちゃショー」世相反映、「リカちゃん」でセルフレジ模擬体験・投資学ぶすごろく…少子化でも市場は拡大
国内最大級の玩具見本市「東京おもちゃショー」が東京ビッグサイト(東京都江東区)で開かれており、29日から一般向けの公開が始まる。
国内外約180社が約3万5000点を出展し、資産運用を学べるすごろくゲームや、セルフレジを模擬体験できる「リカちゃん」人形など、世相を反映したおもちゃが目玉だ。
メガハウス(東京)が出展している「投資番付」は、2〜4人で遊べるすごろくゲームで、架空の「金(ゴールド)」や「株」、「暗号資産」の券を購入したりレートが上がったら売ったりして「資産」を増やし、ゴールを目指す。「世界恐慌」などで資産価値が変化する「ハプニングカード」もあり、担当者は「投資の仕組みを学ぶきっかけにして、お金の使い方を考える機会にしてほしい」としている。
タカラトミーの着せ替え人形「リカちゃん」シリーズで最新作のスーパーマーケットのセットでは、リカちゃんを操って選んだ商品をセルフレジで読み取り、架空のスマートフォン決済「リカペイ」で決済する。100ポイントたまると、自動抽選で商品が当たる「リカペイチャンス!」も設定。店内では「タイムセール中です」など60種類の音声がランダムに流れる。
「ノスタルジアトイ」と呼ばれる、昭和や平成時代に流行した商品やキャラクターを使ったおもちゃも注目を集めそうだ。リリック(東京)が9月に発売予定の「トイカメラ」は、折りたたみ式の携帯電話「ガラケー」をモチーフにした小型カメラで、ストラップを付けたり、シールなどで装飾したりしても楽しめる。
バンダイスピリッツ(東京)はアニメ「機動戦士ガンダム」のプラモデルを出展。大人を購買層に想定し、1300超の部品で高さ56センチのガンプラを作る過程を楽しめ、「自分の手でガンダムを建造する感覚を持てる」(担当者)という。
少子化が進む中でも玩具市場は拡大している。子どもの頃に親しんだおもちゃを経済力のついた大人になって楽しむ消費行動の広がりなどを背景に、日本玩具協会によると、2025年度の国内市場規模は前年度比6・3%増の1兆1664億円で、調査を始めた01年以降で最高だった。
東京おもちゃショーは27日に開幕し、29、30日は一般向けに公開される。当日券は税込み2200円(中学生以下は無料)。
