コカインの所持と使用の疑いで逮捕されたセクシー女優の新セリナこと阿部星架容疑者(本人のXより)

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「俳優とトクリュウのトップが薬物所持疑い」――。8月25日、日本テレビ系のニュースサイトが報じた事件の見出しに、ネット上で戸惑いの声が広がった。

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事件よりも注目を浴びた容疑者の肩書き

 逮捕されたのは、六代目山口組系暴力団幹部の菅原翔太容疑者(32)と、「新セリナ」の名前で俳優として活動する阿部星架容疑者(27)。2人は7月14日、東京・豊島区のホテルでコカイン約0.7グラムを所持したなどとして、麻薬取締法違反の疑いが持たれている。

 菅原容疑者は「トクリュウ」のトップとみられ、すでに詐欺や強盗予備の疑いでも逮捕されていたという。そんななか、ネットで目立ったのが、事件とは別の反応。記事タイトルにある「俳優って誰?」と疑問を抱いた人が多かったのだ。

「新セリナ」という名前に馴染みがない人も多く、見出しだけを見れば、映画やドラマなどで活動する俳優をイメージするのも無理はない。ところが、名前を調べてみると、セクシー女優として知られている人物だったことから、「セクシー女優でよくない?」「この人を俳優と呼ぶの?」といった声も上がった。

「『俳優』と聞くと、映画やドラマなどで活躍する人をイメージする人が多いでしょう。今回、『新セリナ』という名前に馴染みがない人が見出しだけを読めば、『俳優って誰だろう』となるのは無理もありません。

 でもその“俳優”はセクシー女優として知られている人物だった。肩書きのギャップに驚いた人が多かったのではないでしょうか」(芸能記者、以下同)

 では、なぜ「俳優」という表記が使われたのか。

「近年は、女性についても『女優』ではなく『俳優』と表記するメディアが増えています。性別によって職業名を分けないという考え方からすれば、今回の表記も特別おかしいものではありません。

 ただ、ニュースの見出しでは、肩書きがその人物を説明する役割も担っています。一般的なイメージと実際の活動に開きがある場合、言葉だけが先行してしまうことはあります」

 一方、「セクシー女優」という呼称にも、以前からさまざまな意見がある。かつて一般的だった「AV女優」という呼び方との違いや、本人がどの名称を望むのかなど、業界内でも呼称をめぐる問題は一筋縄ではいかない。

「肩書きは本人の意思や現在の活動を尊重することが大前提です。ただ、事件報道の場合は、肩書きそのものがニュースの一部になるわけではありません。重要なのは、読む人が『この人物が何者なのか』を誤解なく把握できること。そのために、肩書きだけでなく、活動内容や経歴をどう補足するかが重要になります」

 芸能人の活動領域が広がり、肩書きも多様になっている現在。一つの呼称だけで、その人物の活動をすべて説明することが難しいケースもある。本人がどう名乗るかを尊重しながら、ニュースとして必要な情報をどう添えるのか――。今回の一件は、メディアにおける「肩書き」の難しさを改めて浮かび上がらせた。

週刊女性PRIME