「本当に感無量」1638年創業の白玉屋新三郎 地震で停止していた白玉粉の製造再開 氷川町
氷川町で380年以上にわたって愛され続ける老舗の和菓子店が、熊本地震を乗り越え本格的な製造再開に向けて動き始めています。地震以降停止していた白玉粉の製造が25日に再開されました。
25日朝、氷川町にある創業1638年の和菓子の老舗・白玉屋新三郎で製造されていたのは、石臼でひいた白玉粉。約1か月ぶりの再開です。白玉屋新三郎は、地震の影響で建物が傾くなどの被害があり、店舗はいまだ休業を余儀なくされています。
すぐ近くにある工場は、壁に亀裂が入ったほか、井戸から水を引き上げられなくなり、大量の水が必要な白玉粉を作れずにいました。
(白玉屋新三郎15代目 牛嶋俊夫さん)※8月4日取材
「電気が復旧しても、水がないと作れないのが白玉屋なので、水が命ですよね」
そして25日。井戸水を引くポンプを修理し、製造を再開させました。阿蘇を源流とする豊かな伏流水が、風味を引き立てます。
(白玉屋新三郎15代目 牛嶋俊夫さん)※8月25日取材
「白玉粉というのは家業なので、うちには欠かせないもの。まずは白玉粉の製造まで行きついたことで、ひとつの区切りができたと思っています」
(永島由菜キャスター)
それでは、氷川町の白玉屋新三郎から中継です。
(園田貴央アナウンサー)
私の前のテーブルにあるのが、きょう製造された白玉粉です。伝統の石臼挽きで、なめらかで弾力のある風味豊かな白玉を生み出します。
ここからは15代目の牛嶋俊夫さんとお伝えしていきます。よろしくお願いします。約1か月ぶりの製造再開、どんなお気持ちですか?
(白玉屋新三郎15代目 牛嶋俊夫さん)
お客さまから「早く開けてほしい」とか、「皆さん無事なのか」といった声をたくさんいただき、従業員からも残っている工場で頑張っていこうと言ってくれてた。何とか水をクリアして製造再開に行きついた。本当に感無量です。
(園田貴央アナウンサー)
周りの方の支えもあっての製造再開ですが、白玉屋新三郎では商品の約7割で白玉粉を使っています。本格的な再開に向け、区切りの日を迎えました。
(緒方太郎キャスター)
380年以上同じ場所で受け継がれた味、今後に向けての思いをお聞かせください。
(白玉屋新三郎15代目 牛嶋俊夫さん)
(店が再開していないので)現状、インターネット販売や卸先だけの販売に限られていますが、機会があれば皆さんにうちの白玉を食べていただきたいので、とにかく外に出て販売していきたいと思っているので、そこにまずは注力したいです。
(園田貴央アナウンサー)
牛嶋さんがおっしゃったように、商品はオンラインショップや道の駅などの取扱店舗で販売します。氷川町からお伝えしました。

