巨人・森田駿哉、中川代役7回3人斬りで13戦連続0封「緊迫した場面」初1点リード任されホールド成功
◆JERAセ・リーグ ヤクルト6―8巨人(25日・神宮)
パーフェクトリリーフで流れを変えた。巨人・森田駿哉投手(29)が“投の主役”になった。7―6の7回。5番手で登場し二ゴロ、三ゴロ、空振り三振でピシャリ。「こういう緊迫した場面で抑えられてホッとしています。チームの勝利に貢献したかった」。両軍計14点の乱打戦で、ヤクルト唯一の3者凡退イニングを生み、ヒーローインタビューへと呼ばれた。
大きなカバーだった。同じ左腕で勝ちパターンを務める中川がこの日、コンディション考慮でベンチ外。サウスポーの1番手として役目を担い、序盤に本塁打の赤羽、長岡らを完璧に封じた。過去4ホールドとは違い、初めて1点リードの僅差を任されホールド成功。連続試合無失点を「13」に伸ばした。橋上監督代行も「一人(ポイントを)挙げるとしたら森田投手。あのへんで試合が落ち着いてくれた」と絶賛した。
苦い記憶ばかりの神宮で、ヒーローになった。富山商のエースとして法大に進学するも4年間で東京六大学リーグ1勝。1年春に開幕投手を務めて以降は左肘の痛みに悩まされた。プロ2年目の昨季も敵地で2度先発し2敗、防御率12・27。「(大学)1年生の開幕戦で本当に勝っただけ。去年も結構打たれていたので。いい思い出はない」。その思い出を自ら書き換え「これからいいイメージになるよう頑張っていきたい」と晴れやかに笑った。
7人の継投で計16被安打。活躍が際立った。今季は先発スタート。ロング救援も含め前半はアピールに失敗した。飛躍のきっかけは7月途中からの配置転換。1回限定の中継ぎで結果がついてきた。「(要因は)自分でも本当に分からない…。あまり考えすぎず、1球目から自分の球が投げられるように準備しようってことだけを考えています」。8月は11試合で防御率0・00。実力で新たな居場所をつくった。(堀内 啓太)
