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 元人気歌手で、今年3月に亡くなった大相撲の元大関・若嶋津の日高六男さん(享年69)の妻、高田みづえ(66)が25日、NHK「うたコン」(火曜後7・57)に生出演。2015年8月の同局「思い出のメロディー」以来、11年ぶりに歌声を披露した。

 「一夜限りの復活SP」と銘打った番組で、白のセットアップでスタジオに登場。「今日はよろしくお願いします」と頭を下げ、先輩の歌手・岩崎宏美、同期デビューの榊原郁恵と懐かしいVTRを見ながらトークを繰り広げた。その後、大ヒットした「私はピアノ」と1977年のデビュー曲「硝子坂」をNHKホールのステージで歌う映像が流れた。

 伸びやかな歌声で代表曲を披露するVTRをスタジオで見た高田は、MCの俳優・谷原章介や岩崎、榊原からの拍手に「恥ずかしい」と笑顔。32年間務めた相撲部屋の「おかみ」の頃を振り返り、「全然歌ってはいなくて、部屋がある時に千秋楽でちょこちょこっと歌わせていただいて。『私はピアノ』は難しくて、上手に避けて(歌っていなかった)」と笑った。

 「とにかく緊張、緊張でした」と復活唱を振り返り、「近所のカラオケに1日1時間っていう感じで(練習した)」と告白。「プロの前で申し訳ありません」と岩崎に頭を下げてスタジオの笑いを誘った。

 高田は1976年、フジ「君こそスターだ!」で第18代グランドチャンピオンに輝き、翌年に16歳でデビュー。NHK紅白歌合戦に7回出場するなど一時代を築き、人気絶頂だった85年に結婚を機に引退した。

 日高さんは87年に引退し、90年に松ケ根部屋(当時)を設立。高田は「おかみ」として夫と部屋を支え、2022年1月に親方が定年引退するまで32年間奮闘した。

 日高さんは17年10月に体調を崩して路上で倒れ、頭部の手術を受けてリハビリ生活を送った。高田は8年半に渡って夫を介護した。

 今回の番組出演前にはスポニチ本紙の取材に応え、「介護の枕元で『硝子坂』を歌うと、一緒に口ずさんでくれました。今回の話も“お母さん、いいんじゃない”と言ってくれていると思います」と思いを語っていた。