何が起きた!?解説中の鈴木大介九段が「裏切り者!」「何やってるんですか!」まさかの“オコ”状態にファン騒然/将棋・ABEMA地域トーナメント2026

将棋界のレジェンドの対局中に、まさかの“ブチギレ解説”が飛び出し、日本中が笑いに包まれた。8月22日に生中継された将棋の早指し団体戦「JEMTCスペシャルABEMA地域トーナメント2026」の準決勝第2試合、北関東ブリッツァーズ対九州サザンフェニックスの一戦。5本先取の過酷な戦いは、北関東が5勝2敗で激闘を制し、見事に決勝進出を決めた。盤上で最高峰の技がぶつかり合う中、第3局では解説陣と視聴者を巻き込む予測不能なドラマが巻き起こった。
チームの運命を左右する第3局は、北関東を率いる羽生善治九段(55)と、九州の西田拓也六段(34)という注目の顔合わせとなった。対局前に持ち時間を競りにかけ、提示した時間を削って先手番を奪い合う「先手番入札制度」では、盤外の駆け引きが炸裂する。「できれば先手が取りたいが、あんまり時間を使いたくない」と40秒を入札した羽生九段に対し、西田六段は「チームメイトの多く入れた方がいいというアドバイスで決めました」と1分4秒を投じて先手番を獲得。後手となった羽生九段は「裏を取られました(笑)」と思わず苦笑いを浮かべた。

波乱は、対局開始直後に起きた。振り飛車党として知られる西田六段が、意表を突いて「雁木」を志向し、相居飛車の将棋へと誘導したのだ。これに黙っていなかったのが、同じく振り飛車党である解説の鈴木大介九段(52)である。「振り飛車っぽい出だしだけど、油断はできないですね」と語っていた直後、「ここで飛車振るでしょ……って何やってんですか!何やってるんですか!(笑)」とまさかの“オコ”状態に。
「最近(西田六段は)雁木しかやってないから怪しいと思ったんですよ。いやー、裏切り者!また一人、振り飛車の世界から住人が去りましたね。みんな去っていくんですよ。引っ越して来た方も1、2年すると『やっぱりもういいや』ってやめてっちゃうんですよ」と嘆き節が止まらない鈴木九段の姿に、視聴者も「大介ww」「Dご立腹w」「ふらんのかい」「裏切りのニシタク」「これには大介ブチギレ」「泣くなよw」「みんな去っていくw」と大爆笑の渦に包まれた。

ちなみに、怒り心頭の鈴木九段自身も最近は居飛車を多用しているという事実があり、ファンからも「大介も最近居飛車やってるw」「あんたもやww」と愛のあるツッコミも飛んでいた。そんな解説席の喧騒をよそに、盤上では羽生九段がレジェンドの貫禄を存分に見せつける。複雑な将棋となったが、羽生九段が終始圧倒してペースを握り、西田六段にバランスを取らせず受けなしの状態へと追い込んでいった。鈴木九段も「複雑な将棋だったが、玉に対する距離感に差が出た」と総括する完璧な指し回しで、羽生九段が88手で快勝を飾った。
この羽生九段の勝利で勢いに乗った北関東軍団は、最終的に5勝2敗で九州軍を撃破した。盤上の激闘はもちろん、解説陣の愛あるボヤキやファンのツッコミまで、生中継ならではの熱気と一体感に包まれた準決勝。見事に決勝への切符を掴み取った北関東は、8月29日に行われる中国・四国ナヴィセトスとの頂上決戦に挑む。
◆JEMTCスペシャルABEMA地域トーナメント2026 超早指しの『ABEMAトーナメント』と『地域対抗戦』が融合した新シリーズ。全国を6つの地域ブロックに分け、全8チームによって競う団体戦。各チームは監督1名とドラフト会議で指名された棋士4名の計5名で構成される。予選は4チームずつ2リーグに分かれ、上位2チームが本戦トーナメントに進出。試合は5本先取の9本勝負で、対局は持ち時間5分、1手指すごとに5秒加算のフィッシャールールで行われる。今大会より「先手番入札制度」を採用。対局開始前に持ち時間を「競り」にかけ、提示した時間がそのまま対局時の持ち時間からマイナスされる。
(ABEMA/将棋チャンネルより)
