断末魔の「フジテレビ」 バラエティは「上垣皓太朗アナ」頼み 看板「めざましテレビ」の視聴率にも暗い影が
夏ドラマが総コケのフジテレビだが、看板のバラエティ番組も足並みを揃えてコケだした。特に“魔の木曜日”の惨状が顕著だという。さらに、朝の情報番組も……。【前後編の後編】
***
デイリー新潮は4月7日配信の「フジ改編の目玉『超調査チューズデイ』が低視聴率スタート バラエティなのに『生放送』を選んだ切実な理由」で、16時間ぶっ続けで生放送を行わざるを得ないフジの台所事情を報じた。
火曜日に限らず平日のフジは、朝4時55分スタートの「めざましテレビ全部見せ」に始まり「めざましテレビ」「ノンストップ!」「FNN Live News days」、お昼の「ぽかぽか」、午後の情報番組「旬感LIVE とれたてっ!」(関西テレビ制作)、そして夕方の報道番組「Live News イット!」と午後7時まで生放送が続いている。民放プロデューサーは言う。

「生放送はお金がかかりませんからね。そうせざるを得ない事情は分かります。しかし、午後7時以降も酷いのが今のフジです。特に木曜が酷い」
木曜は7時台の音楽番組「STAR」から8時台の「街グルメをマジ探索!かまいまち」、9時台の「ナゾトレMAXXX」、そして内田有紀が主演のドラマ「ラストノート」へと繋がる。
期待の新人アナ
「『ラストノート』の視聴率(ビデオリサーチ調べ、関東地区・世帯:以下同)が2%台という話はしましたが、その前の3番組も揃って2%台なんです。まず『STAR』の司会は入社3年目の上垣皓太朗アナ(25)。入社1週間後の研修でスタジオ見学をしていたところ、『さんまのFNS全国アナウンサー一斉点検』を収録していた明石家さんまさんはじめ出演者たちに新入社員らしからぬオッサン顔が注目されてイジられ、とうとう推しアナGPに選ばれたという逸話があります。フジにとっては期待の新人というわけですが、だからといって経験もない25歳をゴールデンの音楽番組の司会に起用するのは破れかぶれと言われても仕方ないですし、アーティストにも失礼です」
続く「街グルメをマジ探索!かまいまち」の進行も上垣アナである。
「どれだけ上垣アナ頼みなのでしょうか。せっかく人気者に駆け上がったお笑いコンビ・かまいたちの2人を起用しておきながら、内容に工夫の跡がまったく見られません」
そして木曜9時の「ナゾトレMAXXX」。
「木曜9時といえば、かつては『とんねるずのみなさんのおかげです』や『おかげでした』が放送されたフジのバラエティ王道枠です。そこに火曜7時台に放送され好評だったクイズバラエティ『今夜はナゾトレ』を移動させてきたわけです。火曜時代は平均5〜6%あった視聴率もガタ落ちです」
なぜ放送枠をわざわざ引っ越させたかといえば、冒頭の記事で詳報したように、生放送番組「超調査チューズデイ〜気になる答え今夜出します〜」をスタートさせるためだ。
「カズレーザーが司会の『超調査チューズデイ』は初回から2%台を連発、やることなすこと大ハズレとなっています。そして、フジにとって最後の頼みといえるのが、朝の情報番組『めざましテレビ』なのですが……」
稼ぎ頭にも暗い影
「お盆前くらいから、急に『めざまし』の数字が落ちています」
「めざましテレビ」といえば、打倒「ズームイン!!朝!」(日本テレビ)を掲げて1994年にスタート。当初こそ視聴率は2〜3%だったが、粘り強くテコ入れを繰り返して数字を上げていき、「ズームイン!!朝!」の後継番組「ズームイン!SUPER」を打ち切りに追い込んだことで知られる。
「『めざまし』は八木亜希子はじめ高島彩、加藤綾子などフジのエースアナがMCを務め、ゴールデンが弱い日はその日のフジのナンバーワン視聴率ということも少なくありません。フジに限りませんが、朝の生番組はCM出稿が多い割に制作費がかからないので、テレビ局の稼ぎ頭という一面があります」
文字通りフジの稼ぎ頭は「めざましテレビ」だったわけだ。
「常時7〜8%の視聴率がありましたから、それ以降の番組とは大違いでした。しかし、8月10日(月)に5・8%と6%を割り込み、翌11日(火)は4・9%と近年見ない低視聴率に。そして、12日(水)と13日(木)は5・7%、14日(金)は5・4%まで落ちました」
お盆休みだったからでは?
放送時間延長が裏目に
「フジのスタッフもそう思いたいでしょう。しかし、他局はそう考えていません。実は3月30日に日テレが『ZIP!』をリニューアルして以降、『めざまし』を逆転することが増えてきたのです」
「ZIP!」は「ズームイン!!SUPER」の後継番組だ。
「『めざまし』も『ZIP!』もかつては朝8時終了でしたが、23年4月から9時まで延長してNHKの朝ドラ跨ぎをしたのが『ZIP!』でした。それが好調なのを見て、昨年4月に『めざまし』も放送時間を延長。しかし、8時14分までという中途半端な延長で、その後番組の『サン!シャイン』は1年で終わる事態に。これを受けて、今年3月30日から『めざまし』も9時まで延長したわけです」
先行する「ZIP!」に加え、8時からは王者「羽鳥慎一モーニングショー」(テレ朝)もスタートする時間帯である。
「当然、視聴率も落ちることに。21年に『めざまし』のMCに就任した井上清華アナも5年目ですから、正直言って疲れも見える。情報キャスターの高崎春アナや原田葵アナといった有望株の後継者はいますが、まだMCを任せるわけにはいきません」
上垣アナというわけにもいかないだろう。
「『めざまし』の後の『ノンストップ!』や『ぽかぽか』も毎日2%台で、カンテレ制作の『とれたてっ!』に至っては1%ギリギリという状態です。加えてドラマにバラエティまで……。お台場から断末魔の叫びが聞こえませんか?」
前編【夏ドラマ「総コケ」 50代「内田有紀」の美貌でも「GTO」の復活でも救えない「フジテレビ」の苦境】では、夏ドラマの絶不調ぶりを伝える。
デイリー新潮編集部
