大自然が美しい雲南省で「デスティネーション・ウェディング」が人気に―中国
雲南省大理ペー族自治州の湖・洱海の湖畔で結婚式を挙げた甘粛省出身の新婦・劉小斐さんは、「複雑なセレモニーも、派手なスピーチもなく、気軽でロマンチックな『デスティネーション・ウェディング』が、素敵な結婚式を望む私の願いを全部かなえてくれた」とし、結婚式を挙げてから久しくたった今でも、結婚式の余韻に浸っていた。人民網が伝えた。
従来の結婚式と異なり、デスティネーション・ウェディングは、「旅行」+「セレモニー」の融合が特徴だ。端的に言うと、デスティネーション・ウェディングというのは、新郎新婦が好きな旅行先で結婚式を挙げることを指し、没入型で体験感が際立っている。そして雲南省がデスティネーション・ウェディングを選ぶ若者の間で人気の場所となっている。大理白族自治州で、ウェディングプロデュース会社を経営する余小黎さんは、「7月末までにすでに150件の結婚式を取り扱ってきたが、そのうちの9割が他の省からやって来たカップルだった」とした。
デスティネーション・ウェディングは、「結婚式をしながら旅行」や「自分たちの結婚式のことは自分たちで決める」ことができるというのが特徴で、シンプルで小規模ながら素敵な結婚式であるため、中国の若者の間で新たなトレンドとなりつつある。
河北省からやって来た新郎の汪宇さんは、「朝早くに起きて、新郎が新婦を迎えに家に行く儀式も必要なく、あれこれ複雑なセレモニーもない。親戚や友人十数人だけを招いて結婚式を挙げ、終わった後は一緒に旅行して、かかる費用は全部で5万元(約118万円)以下。結婚式も旅行もできる」と話す。
雲南省は近年、「情定雲南」というブランドビルディングに取り組んでおり、豊富な自然、人的・文化資源、日に日に整備されるウェディングサービス体系を武器に産業融合を深化させ、「ロマンチックエコノミー」という新業態を生み出した。大理ペー族自治州は洱海の湖畔に芝生の景色を作り出し、白族の民家などを活用して、30種類以上の差別化されたウェディングシーンを打ち出し、ウェディング関係の経営主体はプロデュース、民泊施設、フラワーデザイン、撮影、メイクアップなどトータルチェーンのサービスをカバーするなど、その成長が著しい。さらに麗江市は古城文化や雪山資源を集約し、ナシ族の伝統的な結婚の風習体験を打ち出し、「ウェディングフォト+セレモニー+ハネムーン」からなるトータルチェーンのサービス体系を継続的に整備している。それらが功を奏し、2025年には14万カップル以上が結婚式を挙げ、市場規模は11億元(約259億円)以上に達した。(提供/人民網日本語版・編集/KN)

