YouTubeチャンネル「韓国 JIN」が「「日本の曲が良い!」韓国で日本の歌が大人気で1位になってる理由」と題した動画を公開した。動画では、韓国人YouTuberのJINが、韓国の若者の間でJ-POPが確実な人気を集めている現状とその理由について、6つの視点から詳しく解説している。

JINはまず、近年の韓国におけるJ-POP人気の象徴として、少女時代のテヨンが日本のシンガーソングライター・tuki.の「晩餐歌」を公式リメイクし、韓国の主要音楽チャートで1位を獲得した事例を紹介。「韓国の10代20代が1つの確実な音楽の好みとして位置づけをした」と語り、J-POPがマニアの領域を超えて大衆化していると指摘した。

その背景について、JINは複数の理由を提示する。1つ目は、若年層における「日本の文化に対する心理的な壁」の大幅な低下である。かつての文化開放を経て、現在ではビザなしで自由に行き来できる環境が整い、日本のコンテンツへの心理的ハードルが下がった。2つ目は、アニメーションの影響だ。「鬼滅の刃」や「チェンソーマン」などの大ヒットにより、主題歌などを通じて自然にJ-POPに触れる機会が増加したという。

3つ目に挙げたのは、YouTubeやTikTokなどのSNSによる「国境の喪失」である。過去にはCDを買いに行くなどの手間がかかったが、現在ではアルゴリズムによって自分の好みに合った日本の曲が次々とおすすめされ、ショート動画を通じて耳に残る音楽を手軽に発見できるようになった。さらに4つ目の理由として、音楽性の違いを挙げた。ビートや低音を効かせたK-POPに対し、バンドサウンドを主体とし、ピュアな歌声を活かすJ-POPは「完全に音楽的な味が違うからむしろ新鮮」であると分析している。

動画の終盤では、韓国のアイドルがファンに向けて日本の曲を紹介するポジティブな循環や、King Gnuや藤井風といった日本のアーティストが韓国で大規模なライブを成功させている現状にも言及。「今は国籍で区別するというよりは、SNSで流れてる曲を『いい曲見つけた』みたいな感じで消費する」と総括し、音楽に国境がなくなった現代のリアルな消費動向を浮き彫りにした。

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