初当選から…(C)日刊ゲンダイ

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 15日の「終戦の日」に戦没者追悼式で高市首相の式辞から消えた先の大戦への「反省」の2文字。昨年は石破前首相が13年ぶりに式辞に盛り込んだが、高市首相は簡単に捨てた。やはり31年前の「反省なんかしておりません」発言を反省していない。

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 日刊ゲンダイも報じた「私自身は(戦争の)当事者とは言えない世代ですから、反省なんかしておりませんし、反省を求められるいわれもない」という話題の国会発言だけじゃない。高市首相の「反省しない」は筋金入りだ。

 1994年10月には、所信表明で「先の大戦への反省」に触れた当時の村山首相に「勝手に(日本を)代表して謝ってもらっちゃ困る」と猛反発。とりわけ敵視してきたのが、翌95年、戦後50年の節目に「過去の植民地支配と侵略」を認め、アジア諸国に「痛切な反省」と「心からのおわび」を表明した村山談話だ。何度もカミつき「反省しない」姿勢を貫いた。

 談話から9年後、2004年8月には公式サイトの「コラム」に、当事者でない現在の政府が「過去の国家意思に対する反省や謝罪の主体者としての資格」を持つことへの疑問を投稿。10年の月刊誌「WiLL」7月号の対談では、首相になったら「新たな歴史見解を発表して村山談話を無効にする」とまで言い放った。

■過去に「発言慎む」も面従腹背

 自民党政調会長時代の13年5月のNHK「日曜討論」でも「『国策を誤り』とあるが、全く抵抗せず植民地となる道を選ぶのがベストだったか」などと持論を展開。村山談話を踏襲する当時の安倍政権内からも批判され、「内閣の方針に反する発言が党から発信されることは慎みたい」と表明したものの、直後に自身のコラムに「自らの信念は変わりません」と書いた。典型的な面従腹背だ。

 いざ首相の座に就くや、村山談話を「これからも引き継いでいく」と明言したが、「反省ゼロ」の本性はダダ漏れである。

 2年前の総裁選で首相になっても靖国参拝を「続ける」と公言して敗れ、ジャーナリスト・桜井よしこ氏との対談(「正論」25年2月号)では「身内」からも「あれさえ言わなければ勝っていた」と叱られたと明かした高市首相。その上でこう開き直ってみせた。

「いろんなことは言われますが、あまり反省していないです」──。この人に「反省」を求めるだけムダである。

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