macOSの画面共有機能に存在する、認証に関わる脆弱性「CVE 2026-65400」がサイバー攻撃に積極的に悪用されていることが明らかになりました。

NCSC NL | Security Advisories

https://advisories.ncsc.nl/2026/ncsc-2026-0280.html



Vulnerability giving attackers full control of Macs is under active exploitation - Ars Technica

https://arstechnica.com/security/2026/08/vulnerability-giving-attackers-full-control-of-macs-is-under-active-exploitation/

No Country for Old Passwords - Calif

https://blog.calif.io/p/no-country-for-old-passwords

オランダサイバーセキュリティセンター(NCSC-NL)によると、当該脆弱性は認証プロセスの状態管理が不十分なために、攻撃者が通常は有効な資格情報なしには行うことができない認証試行を行えるようになるもので、具体的には「パスワードを知らない状態でも任意のアカウントにログイン可能」でした。

XユーザーのCalif氏は、実際にこの脆弱性がどのように動作するのかという実証動画を公開しています。Calif氏は、通常は定期のものを除いてアップデートを行わないAppleが2026年8月6日にmacOSの緊急アップデートを実施したことに興味を持ち、アップデート内容をリバースエンジニアリングして、およそ4時間でエクスプロイトを動作させることに成功したそうです。



NCSC-NLの報告では、当該脆弱性を悪用したすべての事例で、システム上にroot権限でのアクセスが行われ、仮想通貨Moneroのマイナーが設置されていたとのこと。MoneroのマイナーはMacのリソースを密かに利用して仮想通貨マイニングを行うだけなので、実害としてはそれほど大きくないといえますが、攻撃者が脆弱性を悪用して資格情報を盗んだり、もっといろいろなことが実行可能なマルウェアをインストールする危険性が存在します。

Appleはすでにパッチを配布済みですが、安全に画面共有を利用するのであれば、必要なときだけオンにするのがベストです。