KNB北日本放送

写真拡大

富山市で起きた路上強盗事件について、神奈川県警 元捜査一課長の鳴海達之さんは、強盗の被害者が詐欺の容疑者である、全国的にも珍しいケースと話します。

そして、今回は中国系のトクリュウグループが別の詐欺グループを狙った可能性があると指摘します。

鳴海達之さん
「強盗のグループは中国籍が3人、狙われた方は日本人。中国籍に日本人が指示役として入って、細かい内容が伝わるかというと言葉の障害もあるので難しいのかなと思う。グループが別のグループなんだろうなという感じはしますよね」

詐欺事件の受け子である村田容疑者が、だまし取った現金を奪われた今回の事件。

背景には、情報屋と呼ばれる存在がいて、あらかじめ筋書きができていたのではないかと鳴海さんは指摘します。

鳴海達之さん
「村田容疑者の所属しているグループに情報屋がいるのか、あるいは中国籍の3人の方のグループの中に情報屋がいて村田容疑者の方のグループの方から情報を得て今回こういう犯行に及んでいると思う。うまくいくかは実際わからない話なので、あらかじめ中国籍の3人は指定された場所に待機していたんだろうと思うんですよね。その結果として、現金200万円と金の地金1本、これを詐取しているわけで、これがうまくいったという情報が入ったから、その中国籍の方のグループが村田容疑者を狙いにいくというふうな筋書きが出来ていたんだろうと思いますよね」

鳴海さんは、今後は別グループがだまし取った現金を狙う事件が増えるのではないかと危惧しています。

鳴海達之さん
「今回の情報っていうのは、お金を奪われてもすんなりと被害届を出せない。つまり、ちょっと危ないお金を動かしているところの情報をとって自分たちがそこに行けば被害届が出にくいし、警察にも通報しないとなると犯行はしやすくなる」

警察は、より複雑化するトクリュウによる犯行の実態究明を進めています。