仕事や子育て、家事、そして体力の低下など「毎日が大変」と感じることが増える40代。暮らしの中の負担はできる限り減らしたいものです。今回は中高生の息子2人を育てる、整理収納アドバイザーのFujinaoさんが「やめたらラクになったこと」を3つ紹介します。

1:毎日の買い物

以前は、夕方になると「今日の夕飯はなににしよう」と考えて毎日スーパーへ行くのが日課でした。

【写真】すっきりと整ったリビング

でも、毎日買い物に行くと、予定になかったお菓子や特売品をつい買ってしまい、無駄使いが増えたり食材を傷ませてしまったりすることも。

そこで、買い物は週1〜2回を基本に変更。「今日はなにが食べたいか」ではなく「冷蔵庫の中にあるものでなにがつくれるだろう」と思考を変えて、冷蔵庫にある食材を使いきることを意識するようにしました。

すると、買い物にかかる時間が減っただけでなく、食品ロスも減り、食費も抑えられるようになりました。「今日はなにを買おう」ではなく、「今日はなにを使いきろう」という発想に変えたことが、大きな変化につながりました。

2:「ちょっと置く」をやめた

散らかっている家には共通点があります。それは「あとで片付けよう」とものがちょい置きされた場所がたくさんあることです。

とくにものの放置が多い場所はキッチンカウンターやダイニングテーブルの上、背の低い収納家具の上、ソファやイスの上、そして床の上。

そこでわが家では「とりあえず置く」をやめることにしました。

バッグは帰宅したら定位置へ戻し、買ってきたものもすぐに収納します。また、ハンドソープや洗剤などのボトル類は浮かせる収納に変更。洗面台にものが散らかりにくい仕組みに変えました。

床や洗面台、キッチンの上にものが少ないだけで掃除がぐんとラクになりますし、「片付けなきゃ」というストレスも減らすことができます。

ものを置ける場所があるから置いてしまう。だからこそ、あえて「置かない仕組み」をつくることが、散らかりにくい家への近道でした。

3:1人で片付けるのをやめた

1人暮らしのときとは違い、家族が増えていくと、1人でがんばっていてもなかなか片付きません。

そこで、家の中を「個人エリア」と「共有エリア」に分けることにしました。たとえば、自分の部屋や机の上は個人エリアなので、それぞれが管理します。

一方、リビングやダイニングなど家族みんなが使う共有エリアは、夜寝る前に「自分の持ちものは個人のエリアに持ち帰ろう」と声をかけ、家族みんなで片付ける習慣をつくりました。

すると、たった数分の習慣ですが、家族それぞれに「自分が使ったものは自分で片付ける」という意識が芽生え、自然と片付けをしてくれるようになりました。家事も片付けも、1人で抱え込む必要はありません。役割を分けるだけで、随分と負担は軽くなります。

40代は、がんばることを増やすよりも、がんばらなくていい仕組みをつくることが大切な時期だと感じています。

「やめる」という選択は、決して手を抜くことではありません。毎日を少しラクにして、自分や家族との時間を増やすための工夫です。

もし今、「毎日忙しい」と感じているなら、なにかを始める前に「やめられることはないかな」と考えてみてください。小さな「やめる」の積み重ねが、暮らしにゆとりを生み出してくれるはずです。