「サッカーっていうスポーツはやっぱりゴールを取る、取られないで勝敗が決まるので、単純にそこが僕ら足りなかったと思います。ただ、そこまでの過程を度外視して、両ゴール前にフォーカスするってやり方をしているわけじゃないので、そこに至るまでの安定度っていうのは、百年構想リーグよりは、積み上げられているモノもある。

 一方で、最後のゴール前の枚数だったり、サポートの質、シュートを打つ味方に対してのサポートの質、相手を引きつけて1対1にさせてあげる部分など、単純な質、あとは守備の時のゴール前の質だったり、そこの前の五分のボールだったりは大事なところなので、そこが足りなかったから、今日は勝点3を取れなかったと思います」

 攻撃の質という面では、個々のレベルアップも必要だと、脇坂は続ける。

「やっていることを出せているシーンは多いですし、チャンスは増えてきています。ただ、そこは個人で練習するところもひとつで、あとはラストパスをどっち足につけるか、どのタイミングで出すかという面はもっとこだわれるし、そこで優位性をとっていく必要があるのかなと思います。

 今日も単純に決め切らないといけないシーンは僕自身もありましたし、チームとしてもあったので、そこで決め切ることができると、2点、3点とリードが広がり、相手がより前に出てこないといけなくなり、この暑い中で走らせることができる。そうすると、より後半に余裕を持って戦える状況になります。

 そうすると、この前のヴェルディさんもそうですし、後半の頭で、勢い、ギアを上げてきた相手を裏返すことができ、より相手にボディーブローのように利かせることができると思うので、単純に得点は一番自分らにとって大事だなと感じていますし、それができるともっと優位性を持って進められる手応えは掴みつつあるので、またどんどん試合が来るので、次の試合で勝点3取れるようにやっていきたいです」
 脇坂のポジティブな言葉もあるなか、後半開始直後に失点した東京V戦に続く、淡白な守備から2失点した面は、やはりいただけない点だろう。京都はハーフタイムで2枚のカードを切り、そのボランチの尹星俊に中盤でパスを回され、サイドハーフに入った奥川雅也にもリズムを作られた。失点シーンの問題点を脇坂はこう説明する。

「後半はプレスをかける位置のところで、マイプレ(前線からのプレス)以外のところ、マイプレはみんなでプレスをかけに行っているんですけど、ミドルサードだったり、ちょっと構えるポジションになった時に、相手には強力なFWがいる分、後ろの選手たちの掴み取らないといけない気持ちも理解できました。