広島平和都市記念碑での供花・拝礼に臨まれた悠仁さま(写真:JMPA・2026年8月7日)

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8月7日、悠仁さまが1泊2日の日程で広島県を訪問された。ボーイスカウト最大の祭典「第19回日本スカウトジャンボリー」への出席のためだったが、同イベントに臨まれるに先立ち、広島市を訪問し、原爆死没者慰霊碑へ供花・拝礼されていた。皇室担当記者はこう振り返る。

「35度近い暑さのなか、午前中に平和記念公園へ到着された悠仁さまは、原爆死没者慰霊碑に白菊の花束を手向け、静かに拝礼されていました。ご予定よりも少し早く到着し、公園内の通路をゆっくりと落ち着いた足取りで慰霊碑へと向かわれていました。一連のご様子は大変落ち着かれていて、成年皇族としてのご自覚が感じられるお姿でした」

午後からは、平和記念公園と本川を挟んで隣接する本川小学校を訪問された。爆心地からわずか410メートル、被爆した校舎に設けられた同校の平和資料館では、森川敦子校長の説明を受けながら、被爆後の広島市内を再現したジオラマをご覧になった。

悠仁さまは、『爆心地から一番近い小学校ですか』などと質問され、森川校長の『410メートルです』と説明を受けると、静かに頷かれていました。

また悠仁さまは、ジオラマを前に真剣なご表情で、被爆後の惨状を心に刻まれるようにご覧になっていたことも印象に残りました」(前出・皇室担当記者)

悠仁さまは、資料館で販売していた絵本に興味を示されていたという。その絵本とは、本川小学校で被爆し、唯一の生存者となった居森清子さんの壮絶な体験とその後の生活を描いた『本川をつたえて』(日本文教出版、※戦後80年を記念して2025年8月6日に発行された)。ご説明を担当した森川校長はこう話す。

「絵本の一部を使いながら、悠仁さまに説明させていただきました。とても興味をもって下さり、お持ち帰りになりました。非常にありがたいことだと思っています」

戦争の記録と記憶を後世に受け継いでいくという、皇室が大切に行われている平和を希求するご活動にお一人で臨まれていた悠仁さま。一連の日程を真剣に臨まれていた一方で、ほほ笑ましく市民と交流される一幕もあった。

「ご供花を終えて平和記念公園から本川小学校へ移動する前、奉迎のため集まった歓迎の声にお応えになり、数人の市民に話しかけられていました。長い時間ではありませんでしたが、率先して国民との交流の時間を作られていたことは、悠仁さまのご成長と、お心の余裕を感じました」(宮内庁関係者)

話しかけられた一人が、広島市に住む大上マリ子さん(78)だ。

悠仁さまに、『大学は楽しいですか』とお聞きしました。すると悠仁さまは優しいご表情になって、『はい。楽しいです』とおっしゃっていました。続けて、『大学前の中華料理屋さんでは、いつも“エビマヨチャーハンセット”を注文してしまうのです』と楽しそうにお話しになっていて……親しみやすく、品のある方だと感じました」

慰霊碑の前での供花・拝礼のご様子と、本川小学校での真剣なご表情。そして市民に“青春の味”を明かされる飾り気のなさ――。これまで公的なご活動が多くなかったために、国民に知られていなかった悠仁さまのお人柄は、着実に人々に広まっている。